受験数学には、公立向けの数学と私立向けの数学のふたつがあります。
公立向けの数学は教科書の内容から出題されるので、最低限の基礎を押さえておけばある程度の点数は取れます。 ただ、配点が高い科目ですからケアレスミスには注意が必要。 そのためには、途中計算式をちゃんと残すことと、時間配分を誤らないことが重要です。
私立向けの数学は学校によってクセがあります。 志望校を早めに決め、過去問を解くのではなく、まず傾向と対策をつかみ、その学校のクセを見抜いてから取り組んだほうが効率的です。 そして秋頃には過去問に取り掛かりますが、その学校だけでなく傾向が似ている学校の問題にも余裕があれば取り組むのもいいでしょう。 ハイレベルな学校を志望のお子さまは、とにかく色んな問題に触れれば出題パターンがわかります。 中堅校の学校を志望のお子さまは、公立高校と同じように基礎を固め点数を落とさない勉強が必要です。
よく途中計算式を消してしまったり、途中計算式を問題用紙のあちらこちらに書いてしまうお子さまも多いです。 しかし、最後に見直しをする際、どこに途中計算式があるのか探すのに時間をかけてしまうのは非効率的です。 きちんと整理しておくことが大切です。 また、時間が余ってもう一度解き直すお子さまもいますが、見直しはあくまでも「目で直す」もの。 途中計算式を見て計算間違いがないかを確認するための作業ですから、もう一度解く必要はありません。