語呂合わせといえば、昔からよく暗記科目の勉強法として知られています。 例えば化学の元素記号の覚え方として「スイヘイリーベボクノフネ(H/HE/Li/Be/B/C/N/O/F/NE)」や、歴史では「鳴くよ(794)ウグイス平安京(794年平安京遷都)」、この他にも数学の√3の1.7320508を「ヒトナミニオゴレヤ」といった覚え方を、学校の先生方が教えてくれたり、教科書や参考書のコラムで紹介されていたりします。 この語呂合わせを利用し、必要な事項を語呂で覚える事でテスト時の解答時間を大幅に短縮する事も可能です。 語呂の作り方は○○式など様々な作り方や覚え方がありますが、筆者が学生時代使っていた作り方を一例として紹介致します。筆者は「歴史」「地理」でよく利用していた方法で、名前や地域を順番に覚えなければいけない場合に使えます。 例えば徳川将軍を8代目まで覚えるとします。 初代「家康」二代「秀忠」三代「家光」四代「家綱」五代「綱吉」六代「家宣」七代「家継」八代「吉宗」 となっていますが、名前の中の一文字以上またはそのまま、その人物を表す重要な文字を抜き出します。秀忠であれば「忠」、家光であれば「光」といった具合ですね。重要な文字を抜き出して順番に並べたのが以下になります。 「家康」「忠」「光」「家綱」「綱吉」「宣」「継」「宗」 抜き出した文字を今度は文章にします。文章にし難い場合は読み方を変えたりすること対応します。繰り返して行くといつの間にか語呂の文章を作らなくても、覚える内容がそのまま順番で覚えられたりもしています。 今回作った文章は「家康、おやのなな(秀忠)ひかり(家光)。いえつな(家綱)なかよし(綱吉)せんげん(家宣)。いえつぐ(家継)むねつげる(吉宗)」です。 意味は分からなくとも、作った本人が忘れず理解できれば良いと思います。また、この文章を作った段階で八代将軍までを順番に覚える事が出来ました。反復して考える事も可能なので、是非自分で語呂の文章を作ってみてください。