効率よく学習するためには、正しい勉強法を身につける必要があります。そこで今回は、間違った勉強法をいくつか解説していきます。もし、該当するものがあれば、勉強のコンセプトを変えていきましょう。正しい勉強法で問題をどんどん記憶させましょう。   1:勉強は作業ではない神経質、もしくは正直な方に見られる傾向ですが、勉強を「作業」と考えている人が多くみられます。もっとも典型的なパターンとして挙げられるのが、「ノートにまとめる」という作業です。確かにノートに知識をまとめることは大切なことですが、ノートにまとめれば勉強ができたと思い込んでいる人がいます。これでは記憶に繋がらないので注意が必要です。 ノートにまとめなくても、参考書があれば理解に繋がります。そのため、ノートにまとめるという作業は必ずしも必要ではないのです。いかがでしょうか?あなたはついついノートをまとめないと気がすまない性分になっていませんか?ノートにまとめること自体は悪いことではありませんが、それで勉強をしたと思っている人は要注意です。  蓋を開ければ、何も詰まっていなかった・・・なんてケースは少なくありません。だからこそ、勉強を作業としてやってしまうと、知識を記憶することが難しくなってしまうのです。   2:勉強を時間に変えてしまうのはNGまるで時間割のように勉強をしていても記憶することはできません。勉強は時間から知識を得られるものではなく、内容から得られるものです。つまり、長時間勉強しても、内容を理解しなければ時間の無駄になりますし、目標をたてることもできません。  逆に考えると、内容を理解さえすれば、短い勉強時間でもいいわけです。ある程度勉強したから大丈夫だろうと思っている人は要注意です。きびきびと時間に沿って勉強してしまうと、これもまた「作業」になってしまいます。  勉強は必ずしも時間をかけることが重要ではありません。もっとも大切なことは、知識をしっかりと記憶にインプットし、どんな問題を出されても記憶からアウトプットすることができることです。よって、勉強を時間に変えてしまうことは避けましょう。勉強に対するイメージを変えることもモチベーションアップにつながると思います。   3:記憶ばかりでは意味がない知識を記憶するだけでなく、知識を外に出すことも同時に行なってください。そうすることで、知識に対する記憶が鮮明になっていきます。わかりやすく説明すると、参考書ばかり読んでいるばかりで問題集をやらないと、内容を理解できないということです。  内容を理解したら、問題を解いて理解を深めていきましょう。多くの人が記憶をするばかりで、それを出そうとしません。出さないまま終えてしまうと、徐々にその記憶が薄れてしまい、思い出すまでに時間がかかったり、忘れてしまう可能性が高くなります。  記憶ばかりせずに、問題も解いて記憶を確かなものにしていきましょう。曖昧な記憶を確かにすることができれば、それだけ明確な記憶がストックされていくことになります。  特に勉強を作業にしてしまう人が多いと思います。作業ではなく、目的を持って勉強をすることができれば、自然と学習効率はアップします。「これだけやったから頭に入っているだろう」という感覚は捨てましょう。~だろうと言う感覚ほどあてになりません。  覚えることができたという実感が持てない限りは、記憶が正しくインプットされていない可能性がありますので、インプットとアウトプットを繰り返して、どんどん記憶を明確にしていってください。そして、正しい勉強法にシフトすることをおすすめします。そこから対策をたてていけば、正しい勉強ができるはずです。