受験対策をしっかりと進めていくためには、自分の現状を知り、どれだけ調整ができるかが鍵となります。ひたすら問題だけを解いても、それが自分の引き出しになるとは限りません。そこで今回は、現状確認と最終調整について解説したいと思います。この2つを理解することで、あなたの学習効率がアップするはずです。受験対策で迷っている方は、改めて見直しを行なってみてください。  1:現状確認とは?誰もが受験対策をしっかり行なうために、過去問にチャレンジすると思います。これはとてもいいことですが、まずは自分の現状確認を行なうことに集中してください。現状確認をするためには、過去問をだらだらやるのではなく、テストと同じ条件で行うことが大切です。これにより、現状で何点とれるかがわかります。ここでの目的はあくまで「何点とれるか」ですので、答え合わせを入念に行なう必要はありません。一般 的な○か×で採点していけばOKです。そもそも、この段階でセンター試験に備えた調整ができないと、解説を読んでも筒抜けになってしまう可能性が高いと思 われます。ですので、余計な知識は入れる必要はありません。あなたの現状確認が素直にわかればいいわけです。   2:最終調整で確実に解けるようにする過去問で現状確認ができたら、次は最終調整を行います。現状確認と同様に過去問をテストと同じ条件で行い、時間感覚を身につけることを第一に進めていきます。最終調整では「理解」することが大切なので、解説もじっくりと読むようにしてください。そして、間違えた問題に関しては、理解できるまで解き続けてください。そうすることで、確実に問題を解けるようになっていきます。そもそもセンター試験は過去問と似た問題が出題されるので、過去問を理解するまで繰り返し解くという行為は非常に重要なのです。少しでも曖昧な箇所があるなら、納得いくまで時間を使っても構いません。最終的な目標はあなたが理解することであって、決して量をこなしたから覚え るというわけではありません。勉強は質より量ではなく、量より質なのです。あなたが問題をしっかり覚えることができ、解くことができればそれでいいのです。   3:たまには息抜きも必要現状確認と最終調整は想像以上に神経を使うことがあります。そこで頑張りすぎてしまうと、モチベーションが大きく低下し、次の勉強における効率に影響することがあります。ほどよさを保つためには息抜きをしましょう。  息抜きとは言っても、ゲームは好ましくありません。一度やり始めてしまうと、何時間も没頭してしまう可能性が高いのです。区切りをつければ止めるこ とができますが、ほとんどの人が「まだいいや」「ここをクリアしたら勉強に戻ろう」といった具合にどんどん先伸ばしをしてしまいます。  いつしか学習時間よりもゲーム時間が多くなってしまい、モチベーションを保つことができなくなります。ですので、ゲームを息抜きにするのはやめましょう。できるなら、散歩だったり、適度な運動をすることをおすすめします。  運動は精神的ストレスを発散させる効果がありますし、身体にいい影響を与えます。軽いジョギングやサイクリングをするのがいいと思います。あくまで運動も適度にするのがおすすめです。過度な運動は故障につながることもありますので、バランスを考えるようにしてください。  現状確認と最終調整、そして息抜きを上手に行なって、受験対策を万全にしましょう。それぞれバランスよく効率的にできるように調整していくことも大切だと思います。そのためには、目的を持って勉強することが大切です。