センター試験の出願数が前年度よりもアップ!
受験対策に大忙しの学生が多い中、センター試験における新たなニュースが舞い込んできました。2013年の1月19、20日に実施される大学入試センター試験の出願数が判明したようです。12日に出願は締め切られたのですが、なんと出願数が前年度よりもアップしているようです。 締切り当日の午後5時の時点で出願者数は、前年の同時期より1万5345人多い結果となっていたようです。その数にして、なんと53万6334人にも上りました。なお、出願は12日の消印有効となっているので、最終的にはさらに2万~3万人増える見込みと言われています。 これは学生にとっては複雑な心境だと思いますが、日本の社会全体から見たら、素晴らしいことと評価できるのではないでしょうか。日本における学生の学力が向上することにもつながるでしょうし、積極的に志望校を狙う生徒が増えてきているのかもしれません。 現在の日本は不景気の影響もあり、大学進学を諦めざるを得ない生徒もいたのですが、少しずつ変わってきているのかもしれません。とは言え、どこの家庭も大学進学は許しても、仕送りが十分に行えていない現状があるようで、ほとんどの生徒がアルバイトをしながらギリギリの生活をしているというデータも出ています。 また、以前よりも高いマンションやアパートを借りる割合が減ったこともわかっており、少しでも安いマンションやアパートと契約する生徒が多いとのことです。一方で地震の影響も考えて、防震対策がしっかり整ったマンションやアパートと契約を求める親も多いようですが、やはり安い物件と契約する人の割合が多くなっています。 さて、話を戻して今回のセンターによると、現役は1万6457人増の44万1635人という結果が出ています。一方で浪人などの数が1112人減の9万4699人になったのは素晴らしいことではないでしょうか。確実に変化があるような気がしてなりません。 また、来春卒業予定の高校3年の生徒数が前年より多いということもわかっています。今回のセンター試験出願数の増加における要因は、卒業予定の生徒数が増えたことが直接的に影響していると考えられています。教育を上手に展開している学校が増えているのかもしれませんし、生徒それぞれに意識が芽生えての結果とも言えるでしょう。 なお、最終的な出願者数や試験会場は11月末に確定するので、どんな結果になるのか楽しみなところです。現時点でのデータを見る限り、明らかに出願数は増える形になると思います。その点、倍率がやや高くなると思うので、受験生はさらに勉強を重ねる必要があるでしょう。 また、出願時に登録する受験教科は、今回から11月9日(当日消印有効)までに届け出れば訂正できるようになりました。ミスを減らすようになったことは嬉しい限りですが、問題なのはセンター試験当日ではないでしょうか。 最近になって試験における器具の不具合などが相次いでいるので、問題なく試験ができるように学校側も徹底してほしいものですね。いずれにしても、今回のように出願数が増えたのは素晴らしいことだと思います。大学進学を目指す生徒が増えたことで、日本の未来がまた明るくなることも考えられます。 受験勉強で忙しい皆さん、まだ本番まで時間はあります。弱点があれば、それを克服して完璧に近づける状態に持っていくことを目標にしましょう。積み重ねた分だけ、必ず成果として現れます。諦めずにやりきりましょう。