深い眠りを心がけるにはどうすべきか?
学習効率を高めることと、記憶力を向上させること、そして、記憶を脳に定着させることを目的とするなら、睡眠をとることが重要なことが最近の研究で明らかになっています。とはいえ、睡眠は2種類に分かれており、深い睡眠と浅い睡眠があります。 もちろん、疲れやストレスなどを回復し、脳に効果的なのは深い睡眠となります。しかし、現代では多く人が浅い睡眠をしており、本来の睡眠ができないデータも出ています。それでは、深い睡眠を心がけるにはどうしたらいいのでしょうか。 今回は、深い眠りを心がけるためのポイントを解説していきたいと思います。なかなか眠れない、寝つきが悪いという方は、ぜひチェックしてみてください。 1:午前0時までには眠る習慣を身につけること睡眠は学習とは切っても切り離せないものです。睡眠があって、脳に情報が定着することが明らかになっています。つまり、勉強したことをしっかり記憶したいのであれば、しっかりと睡眠をとることが重要なポイントになってくるのです。そこで注意したいのが、必ず午前0時には眠りについていることです。そして、寝つきの1時間半~3時間を大事にするのが良いと言われているので、規則正しい生活を心がけて、寝るときはしっかり眠るというサイクルにしましょう。 2:寝る2?3時間前には何も食べてはいけない寝る前に食べる行為は、胃腸機能を活発にさせてしまうため、おすすめできません。そのため、確実に眠れなくなりますし、たとえ眠れたとしても浅い睡眠になるのは間違いありません。特にコーヒーや緑茶といったカフェインが含まれているものを摂取すると、覚醒作用によって眠れなくなります。また、食品にはそれぞれ睡眠にはよくない栄養素が入っていることがあるので、基本的に寝る2~3時間前の食事はNGと言えるでしょう。学生の皆さんには関係のないことですが、酒もNGなのでご注意を。 3:寝る前に強い光を浴びてはいけない寝る前に強い光を浴びると寝つきが悪くなることがわかっています。ですから、できるだけ寝る準備段階のときは部屋を暗くするようにしてください。200?300ルクス以上の光刺激であったり、商店街の明かりやコンビニの照明などは睡眠を妨害する危険性があります。また、身近なものでいうと、テレビやパソコンのモニタも睡眠を邪魔する可能性があるので、必ず電源を切ってください。 4:寝る2?3時間前は部屋を暗くするように心がける寝る2?3時間前は、眠るための準備をする段階であることを理解しましょう。ですから、部屋を暗くするようにしてください。睡眠寸前まで勉強しようとしている人も同様に部屋を暗くしましょう。ここで注意したいのが、暗い部屋で使用する学習スタンドなどの照明です。これらの照明は、メラトニン分泌を抑制する効果があるので、あまりおすすめできません。できるだけ薄暗い部屋にしてください。何よりも眠ることが大切なので、寝る前の睡眠はほどほどに。 5:眠る際の服装はストレスのない格好を心がける熟睡するために必要なことは、身体を締め付けない服装であることが大切です。そのため、ゆったりとしたパジャマがもっとも有効的だと思います。また、寝具にも注意したほうがいいと思います。それぞれ深く眠るために必須のアイテムというものは異なりますが、枕やベッドの柔らかさなども深い睡眠に影響してくる可能性があるので、自分なりに調整してみるといいでしょう。また、室温は少し涼しくしたほうが眠りやすくなります。部屋をできるだけ暗くして、静かな環境で休むことが大切です。 6:ヒーリングミュージックは有効これは一概に言えることではありませんが、人によってはヒーリングミュージックが睡眠の手助けをしてくれることがあります。できるだけ、睡眠用の音楽を聴いたほうがいいと思います。音量はあまり大きくせず、心地よく鳴っている程度が最適です。