志望大学に合格するためのポイント
志望校選びで迷っている人も少なくないと思います。おそらく、ほとんどの学生がすでに第一希望を決定し、それに向けて勉強していることだと思いますが、なかにはまだ決めきれずにいる人もいると思います。いずれにしても、早めに志望校を決定し、それに向けて受験対策をしていくことが重要になってきます。 そこで今回は志望校の上手な選び方について解説していきたいと思います。志望校選びに焦っている方や冷静になれない方は、是非ご覧下さい。 志望校選びでポイントとなるのは、「隔年現象」だと思います。隔年現象とは、高倍率を記録した大学は、翌年受験生が避けるため倍率が下がる現象のことをいい、逆に低倍率の翌年は、易化を期待した受験生が集中し高倍率になることを指しています。実は難関大学になるほどこの現象が発生しやすくなります。とはいえ、必ず発生するものではありません。 もし、自分の志望校に隔年現象が発生した場合、それを有利に働かせることができるようになります。ですから、担当の先生などと相談して、志望校の現状をチェックしてみてはいかがでしょうか。受験勉強も大切ですが、大学の状況を読むことも大切な材料になりますので、気になった方はチェックするようにしてください。 続いて、受験日も大きなポイントになると思います。特に成績トップクラスの受験生が第一志望で受験する大学と同日に入試が行われる大学を狙うのは有利に働くこと間違いなしだと思います。その理由は、成績がトップクラスの受験生は、自分が受験する大学を受験する可能性が低いためです。そのため、受験日に注目してみるのもおすすめです。受験勉強で頭がいっぱいになってしまうと、これを見逃してしまうケースが多いので、ぜひチェックしてみてください。 また、科目の配点比率について十分に考えていく必要があります。ここはシンプルにあなたの得意科目の配点比率が高い大学を狙ったほうがいいでしょう。そして、苦手な科目の配点比率が低い大学であれば、それだけ合格を期待することができます。例えば英語が不得意だったとして、国語が得意という方は、英語・国語・社会の配点比率が150-100-100というところを選んでしまうと思いますが、実は100-100-100の大学を受験した方がいいです。 実際にそちらの配点比率のほうが合格率は高いと言われており、同じ大学が複数の受験方式を実施しているところもありますので、よく確認したほうがいいでしょう。あくまで合格を目指すという人であれば、間違いなく大学における入試の流れと、過去の合格率であったり、配点比率などをチェックしましょう。 なかには一発逆転で合格を狙おうと思っている人もいるはずです。そんな学生におすすめなのが、私大専願です。私大は一流大学だったとしても、3科目以下で受験することが可能なので、科目を絞って勉強することで合格率を高めることができます。しかし、なかなか成績が低い状態から一気に学力をアップさせるのは簡単なことではありません。 勉強時間のカリキュラムをしっかりと立てて、集中しなければならない科目を徹底的に勉強する必要があります。また、3科目で受験できる国公立大はいくつかあるので、事前にチェックしておくようにしてください。少しでも合格を狙うことができる大学の選択肢を増やしておくことが大切になってきます。 このように受験勉強だけが受験対策になるわけではありません。もちろん、勉強はもっとも重要ですが、大学の情報を知って、それに向けてスマートに対策をするということも必要なことです。