1日全科目を勉強するのが効率的ではない理由とは?
1日に全ての教科を勉強している人は少なくないと思います。しかし、それで知識を脳にストックできていればいいのですが、なかなか覚えることができないでいるという方は多いのではないでしょうか。1日で全科目を勉強するのは、時間的に困難であり、効率的ではないと思います。もちろん、これは人によるのですが、全体的な統計をとったとしても、全科目を勉強していくのは難しいと言えるでしょう。 1日で全科目を勉強して、一気に覚えたいという考え方は誰もが持つことだと思いますが、その場合、どうしても記憶の定着が浅くなることが考えられます。そうなると、その分、毎日多くの時間をそれぞれの科目に使わなくてはなりません。そのため、効率的ではないと思います。そもそも、全科目とも同じ勉強法ではないはずです。 主に勉強に時間を注がなくてはならないものとしては、文法ではないでしょうか。英語や古文などの規則がある科目に関しては、どうしても理解するまで勉強しなければなりません。一方で暗記をメインにしている世界史などはそこまで時間を費やす必要がありません。このように科目ごとにスケジュールを立てて勉強していくことができれば、無駄な時間を使わなくてもいいのです。 また、ここで勘違いしてはいけないのは、すべての科目が暗記で何とかなるという考えを持たないことです。暗記ばかりを頑張ってもすぐに知識を忘れてしまうことも考えられますし、文法を暗記できたとしても、文法の形自体を理解していないと、応用問題を解くことができません。ですから、受験勉強で偏った勉強をするのは、非常に効率が悪いということになります。 入試まで時間がないなかで効率的な勉強をするなら、どの教科に時間を重点的に配分するかが大切になってくると思います。入試まで期間があるなら、時間を有効活用することができるのですが、入試間近ともなるとそうはいきません。だからこそ、それぞれの教科の特定部分をこれだけこなす、残りはこの部分に時間を使うなど、1日のなかでも入念にスケジュールを立てることが必須となるのです。 いわゆる、ルーティンを固定することが大切になってくると思います。スケジュールを明確にして勉強をした方が、着実に実力がつくことは間違いありません。そして、そのやり方が自分のやっている勉強に対して納得、自信が持てるでしょう。つまり、色々な分野が気になって多方面に少しずつ手を加えながら勉強をしていくことを避けるべきなのです。少しずつ、多方面の分野に着手していっても、間違いなく知識はストックされないでしょう。 もちろん、毎日幾つかの科目を勉強しなければならないという人もいると思います。その場合は、もっとも効率的な勉強法ができる道を選ぶことが重要です。塾や家庭教師などを兼ねながら勉強している人は、自分がもっとも効率的に勉強できる状態を知っておくことが大切でしょう。自分で効率よくできる勉強があるなら、それを貫いたほうがいいと思います。 選択肢を明確にすることで、いくらでも勉強は効率的になります。そして、あなたにとってわかりやすい参考書などを購入することも大切になるでしょう。勉強法はこうしなければならないということは一切ありません。ただし、効率的に勉強をしないと、覚えが悪くなるということなのです。 それからやる気を保つことも非常に大切なテーマとなってきます。その上でも、スケジュールを立てて勉強していくことはとても大切なことです。