通常の筆記試験とは違う面接試験の狙いとは?
通常の筆記試験のようにいかないのが面接試験の怖い部分です。実際に面接試験が嫌だという人は多いようです。では、面接試験にはどういった狙いがあるのでしょうか?面接試験には、主に次の4ポイントに分かれています。 1:受験生の人柄をチェックするための狙い通常の筆記試験では、受験生の人柄までを知ることは不可能です。そのために、筆記試験では分からない受験生の性格や、態度をチェックするために面接試験を設けている学校がたくさんあります。特に女子高の場合は面接試験が多く、礼儀を重視するという傾向もあるため、面接試験の重要性が高いと言われています。 2:入学する意思があるかどうかを調べるための狙いどれだけ本校に対しての思いや熱意があるかは、面接試験ではとても重要なものとなります。そのため、入学への強い希望と意志を持っていることは、学校側からすれば大きな判断基準です。単純に言うと、本校が第一志望なのか、すべり止めなのかを知るための狙いがあるといっても過言ではありません。実際にどちらかを直接聞かれることもあるので、注意が必要です。 3:校風に合っているかをチェックするための狙いその学校の雰囲気や校風に合っているかをチェックするための狙いもあります。あまりにも校風とかけ離れている場合、面接試験を突破できない可能性があります。そのためにも、どんな校風になっているかを事前にチェックしておく必要があるでしょう。ここでは多少意地悪な質問をされることもあるので、どんな質問にも答えられるようにしておくことが大切です。 4:調査書の疑問点を質問するための狙いたとえば、学校側があなたの調査書や願書に書かれていたことで不明な点や疑問点があった場合に、面接試験で質問されることがあります。これは、不明な点をクリアにしたうえで入学してもらうための処置ですから、仕方のないことです。そのため、願書には偽りのない事実のみを書く事が大切になります。できるだけ疑問点がないように願書などを作成するようにしましょう。 このように面接試験の狙いは4ポイントあるわけですが、もっとも皆さんが気になるのはどこまで面接試験というものが合否に関わるものなのかでしょう。 結論から言ってしまうと、面接試験は一般的に参考程度として扱われます。そのため、筆記試験と比べるとそこまで面接試験に比重を置いているわけではありません。実際には、筆記試験に比重を置いている学校が多いようです。ただし、筆記試験と同じように面接試験を点数化する学校も存在するので、面接試験は手を抜いても問題ないという言い方はできません。少しでも合否判定の重要項目とする学校であるなら、しっかりと面接試験対策をしておくことが重要です。 また、あまりに面接での印象が悪いと確実に合否に影響します。面接試験に比重を置いている学校であれば、それだけで不合格になる可能性も十分に考えられます。ですから、面接試験だからといって、軽視するのはやめましょう。面接試験の重要性の傾向をデータから紐解くと、主に高校受験より中学受験のほうが面接を重視する傾向にあるようです。ですので、中学受験で面接試験を設けている学校を受けるならば、面接試験対策を万全にしておく必要があるでしょう。 最後に面接試験では、服装や髪型なども判断基準とされますので、受験生としてふさわしい格好で挑むようにしてください。