勉強をする上で必要になるのが集中力。でも、集中しようと思えば思うほど、集中できないことってありますよね。実は集中するほど脳が働かなくなるということが判明しています。では、集中力をキープするためにはどうしたらいいのでしょうか?  今回は集中力をキープするための方法を解説していきたいと思います。なかなか、学習効率が上がらずに困っている人、まったく勉強が続かないという人はチェックしてみてください。    集中力を邪魔しているのは「自分に関係のある情報」 自分に関係にあることを思う、思い浮かべると、それに脳が反応します。特にそれが興味や関心があることであれば、それだけ強く脳が反応することになり、集中することが不可能になります。自分に関係のある情報によって、脳が自動的に反応してしまうため、これをいかに抑制するかが鍵になります。  それに自分に関係ある情報は、決して思考だけでありません。目に入るものであったり、ふと聞こえた言葉なども該当します。これらにも脳が自動的に反応してしまうので、集中力が自然と途切れます。では、自分に関係のある情報を断ち切るにはどうしたらいいのか。もっとも有効なのは、音楽を聞きながら勉強することです。  自分に関係ありそうな会話を聞かない、あるいは音を防止するためには、逆に音楽を聞くべきです。そうすることで、余計な外部からの情報をシャットダウンすることができます。    集中するほど脳は働かなくなる 脳が集中している状態は、不要な部分の動作が停止しているので、自然に脳が集中状態になります。例えば、勉強を頑張って取り組みたい人は脳のパワーを高めようと努力します。しかし、集中ができない状態では、そのパワーが脳だけに行き渡りません。  つまり、さまざまな機能に分散してしまうことになります。そのため、集中したい機能に注がれるパワーがいつまで経っても向上できず、空回りします。さらに集中力をあげようというサインは脳全体のパワーに直結することなく、集中したい機能以外に届いてしまいます。  脳だけにしっかりとパワーを届けることができれば、集中できている状態になります。だからこそ、パワーが特定の機能に注がれるようにする必要があります。そのためには余分な情報を排除して、脳だけにパワーを届けることが重要です。    不要な情報を排除するためにはどうしたらいいか? 1:自分が今やるべき事を明確にすること今やらなければいけないことを明確にして、意識が逸れないようにすることが大切です。 2:途切れた集中力を引き戻すコツを覚えるたとえば、集中力が途切れてしまったら、再び集中力をたぐり寄せなければなりません。そのためには今自分がやるべき事を思い出すことが重要になります。3:邪魔な情報は紙に書いて追い出す邪魔な情報が入ってしまうと、集中力が途切れてしまいます。そんなときは、邪魔な情報を紙に書きだして頭から追い出してしまうことをおすすめします。  集中力が途切れる原因は、さまざまなものがありますが、雑念がもっとも多いパターンとして考えられます。そのほかにも疲労がたまっている状態だと、集中力が途切れやすくなります。また、作業へのアプローチの方法が間違っていると、なかなか集中できない状態を作り出してしまう可能性があります。  今回紹介した方法はあくまで参考として活用するようにしてください。自分に合った集中力持続法を探すことができれば、それを常に活用すればいいだけです。