脳の回転をよくすることができれば、それだけ学習効率もアップします。しかし、脳の回転は無理やり上げようと思っても上手くいくものではありません。脳の回転をよくするためには、普段の生活の中で脳の回転が良くなるような習慣を作ってあげることが大切になります。 そこで今回は、脳の回転を良くするための習慣をご紹介したいと思います。  １：生活リズムを整えることまずは、規則正しい生活を送れるように心がけましょう。同じ時間に同じことをすると、何事も上手くできるようになって脳にも良いと言われています。また、何かを成し遂げるときは、毎日同じ時間帯に反復すると、脳がよく働くことが分かっているので生活リズムはとても重要です。人間は目が覚めると、脳内の情報が整理されているので、論文等の内容を的確に掴むことができます。それから大脳皮質の前頭葉という部分は、思考や判断を司っている部分なのでとても重要です。前頭葉の働きが弱くなってしまうと、物忘れや判断力が鈍ります。人と積極的にコミュニケーションをとることで、前頭葉は活発になります。そのため、普段のコミュニケーションも大切にしましょう。  ２．考え方を変えてみる常に「自分からやってやろう」という姿勢になることが記憶力を高めると言われています。人間の脳は完璧なものではなく、実は怠惰と言えます。そのため人間はできるだけ「楽をしよう、楽をしよう」と、思ってしまう生き物と言われています。このように無駄な言葉を口癖にしないことが大切です。特に「忙しい」が口癖になってしまうと逆効果になります。ちなみに、ネガティブな発言は脳を元気にさせるセロトニンを減少させることが分かっています。さらに、脳にストレスをかけて神経細胞事態を減らすことになるようですので、脳の働きを悪くしないためにもネガティブな言葉は使わないように心がけてください。考え方を一新して、脳に良い生活を送りましょう。  ３．適度な運動はとても効果的週2時間くらいは適度な運動をすると脳に良いのです。運動をすると、前頭葉と側頭葉の皮質容量が増えることが分かっており、運動で脳は活性化すると言われています。また運動によって様々な脳内物質も増えるようで、単純なものよりも複雑な(不規則な)運動の方が活性化しやすいことも分かっています。つまり、ジョギングよりも球技などの「ルールが複雑」なスポーツの方が効果的であるということです。また、運動をすると血行が良くなり、脳に豊富な血液が循環するのでいずれにしても運動は欠かせませんね。  ４．食事も十分に考えてよく噛んで食べるメニューを選ぶことによって、大脳・小脳の血流が上昇し脳を活性化します。2時間後にFGFという成長因子の量がピークを迎え、記憶力や集中力も高まることも発表されています。また、おいしいものを食べることも有効で、快感を起こす刺激は全部脳に良いそうです。これは腹側被蓋野をよくを働かせることができるからですね。人間はおいしいと感じると、前頭前野が働き、脳の全機能が発達します。  ５．睡眠は重要覚えたらすぐに寝ることで他の情報に邪魔されず、記憶が固定されやすくなります。ちなみに夜は情報を蓄える時間であり、睡眠中の「整理力」を利用することによって、記憶しやすくなります。また、寝ている間も脳は活動していることをお忘れなく。最低6時間、出来れば7時間半寝ることを心がけると良いでしょう。  ６．知識をアウトプットすること脳をやる気にさせる方法は、「書く」ことを習慣化することです。つまり、知識をアウトプットすることによって、さらに記憶力は高められます。ノートにまとめる行為は非常に有効に働くのです。