実力を発揮するための「朝食の心得」とは?
そろそろ定期テストのシーズンです。テスト対策勉強の効果を発揮するためには朝の過ごし方も重要です。 まずは部屋の明かりをつけて、すぐにカーテンを開けるようにしてください。実はこの時にとても重要なポイントがあります。それはズバリ、「日光」です。日光を部屋に取り込むことによって、清々しい気持ちになれるとともに、明るい光は体内時計を調整する作用があるので、人間には欠かせないものです。窓際だったり、屋外で日光を浴びると目が覚めやすくなる効果もあるので、日光でしっかりと目を覚ますようにしましょう。そして何よりも大切なのが、「朝食」です。朝食はいつも食べない、食べたとしてもちょっとだけ・・・という人が多いようですが、受験当日はしっかりと食べましょう。朝食は実力を発揮するためには欠かせないものです。そもそも脳のエネルギー源はブドウ糖となっているため、朝食を抜くと脳がいつものパフォーマンスを発揮することが困難になります。 つまり、朝食を抜いてしまうと、午前中の脳の活動が鈍くなるのは確実です。なかなか脳が目覚めないという表現がふさわしいかもしれません。また、お腹に食べ物が入ると、胃腸にある体内時計が目覚める効果もあるので、完全に新しい1日が始まったというサインをカラダに与えることができます。では朝食には、どのようなものを積極的に摂取すればいいのでしょうか?特に摂取してほしいのは、アミノ酸のトリプトファンです。トリプトファンは、乳製品や豆類に多く含まれているので、そこまで摂取が難しいものではありません。ですので、朝食には乳製品と豆類を含むように、事前にお母さんにお願いしておくといいでしょう。体内にトリプトファンが取り込まれると、気持ちを落ち着かせる作用が働きます。 そして、覚醒度を高める働きがあるセロトニンが生成されるので、試験会場に到着するころには臨戦体制が整っていることでしょう。また、朝食にはカフェインを含んだ飲み物を摂取するのも効果的だと思います。カフェインは、脳の中で睡眠物質の働きをブロックしてくれる働きがあるので、朝食にはふさわしい成分です。 できるかぎり、しっかりと朝食をとったほうがいいのですが、なかなか朝ごはんを食べられないときには、コーヒーやお茶を飲むだけでも問題ないです。それから、お腹に入れることができるちょっとした食べ物はできるだけ摂取するようにしてください。そうすることで、しっかりと目を覚ますことができるようになります。 また、カフェインには、手足の血流を良くする作用があります。そのため、寒い時期には効果的なので、積極的に摂取するようにしましょう。これで完璧な朝食は終了です。悔いのないように全力を出し切ってください。素晴らしい朝を迎えるためにはぐっすりと眠れることが大切です。そして、気持ちよく目覚めて、しっかりと朝食をとって試験に備える。これができれば、あなたのベストパフォーマンスを発揮することができるでしょう。できれば、試験日の2週間前くらいから正しい朝を迎えられるように習慣づけたほうが良いでしょう。 テストでよい点数がとれますように!