中学受験における負のイメージはウソだらけだった!?
中学受験における負のイメージは意外にも多いものです。たとえば、「中学受験は難問ばかり」「賢い子どもだけが受けられる」など、様々なイメージがあるわけですが、果たして本当にそうなのでしょうか?ここでは、中学受験における誤解を解説していきたいと思います。 1:中学受験は難問だらけなんてウソ!これはメディアコントロールによる影響が大きいだけで、実際の学校ではそこまで難しくありません。たしかに難関校の問題は難しいですが、それはあくまで難関校であるからこそです。その他の中学受験まで一緒に考えてはいけません。中堅校の問題を確認すれば分かることですが、算数を除いて常識的な問題で構成されています。算数は、やや特殊ですが「特殊=難しい」というわけではありませんよ。 2:中学受験は賢い子だけが受けるなんてウソ!もちろん賢い子もいますが、それはあくまでも一部の話です。考えても見てください。中学受験生は、ほとんどの子が普通の小学生なのです。とんでもない英才教育を受けている子どもがいたとしてもわずかでしょう。そして、普通の小学生が努力をしたからこそ、問題を解けるようになっています。つまり、賢い子だけが受けられるなんてウソでしかありません。 3:中学受験をさせる家は裕福なんてウソ!これは正確なデータがないので詳しく解説できるわけではありませんが、裕福かどうかは家庭によって差があるはずです。もちろん中学受験は、ある一定以上のお金は必要になりますが、それが裕福さと関係しているかというとそうではありません。もちろん、裕福な家庭もあるでしょうし、逆に一生懸命やりくりしている家庭もあるでしょう。しかし、「裕福=中学受験」というのは明らかな偏見です。 4:中学受験をさせる親は教育熱心なんてウソ!教育熱心な親が多いのは事実ですが、よく揶揄されるような典型的な教育ママはまず存在しません。確認してみると、全体的に穏やかな親が多いことがわかります。むしろ、子供を中学受験の塾に通わせるものの、自身ではまったく教育に関心を見せない親も存在しています。このウソも、メディアコントロールによるものでしょう。 5:中学受験はつらいなんてウソ!はっきり言って、最終的には子どもによります。塾の授業は、基本的に楽しいと感じる生徒は多いのですが、家庭学習は苦痛でしかないと感じているようです。そもそも、塾の講師は生徒を退屈させない工夫をしているため、生徒のモチベーションを保つことができるわけです。それに塾ならではの、同じレベルの仲間と切磋琢磨するというのも喜びに感じるのでしょう。そのため、中学受験は楽しいと思うかどうかは、最終的には人それぞれという事になります。 ?いかがでしたでしょうか?イメージというものは恐ろしいものです。中学受験はもちろん難しい問題もあれば簡単な問題もあります。そして賢い子もいれば、そうでない子もいるわけです。社会と同じように、様々なケースがあるので一概に言うことはできません。 同じ中学受験だったとしても、そこには様々な境遇があるのは事実ですし、いろんな思いが交錯しているのも確かなことなのです。現状の中学受験における誤解は多く、中学受験とはこういうものだという決めつけがそうさせているのだと思われます。ただ、今回ご紹介したように、ほとんどはウソだらけなのです。