体調は万全?大学受験のプレッシャー意識調査を見ると笑えない
体調管理ができていないと、大学受験を制することは難しいでしょう。
体調を崩してしまう原因は様々ですが、実は張り切りすぎてしまうことが悪影響を与えていると考えられています。
つまり、人間は「慣れないこと」をしてしまうと、悪い方向に働くケースが多いのです。
今回は、大学受験とプレッシャーに関する意識調査(ライオン株式会社)の結果をご紹介したいと思います。
誰でも大学受験にはプレッシャーを感じてしまうのですが、一体どんなことにプレッシャーを感じているのでしょうか?気になる方はぜひチェックしてみてください。
受験勉強中に感じるプレッシャー1位は、「浪人すること」への恐怖
ライオン株式会社は「受験期間中にプレッシャーを感じたか」を調査したところ、92.2%が「プレッシャーを感じた」と回答していたことが分かりました。
その1位となった理由は、現役合格者・浪人経験者ともに「浪人すること」と答えており、浪人することへのプレッシャーが大きいことが明らかになりました。
また、受験準備期間中にプレッシャーを感じたタイミングという質問では、「当日(75.1%)」がダントツでした。また、感じたプレッシャーは、現役合格者・浪人経験者ともに「勉強した成果が出せなかったらどうしよう(現役合格者57.6%、浪人経験者57.8%)」が1位となりました。
特に浪人経験者は、自分に対する不安からくるプレッシャーだけでなく、自らを周囲と比較することで、さらにプレッシャーを感じていることが明らかになったようです。
浪人経験者のプレッシャーは、現役受験時の約15倍ということが判明!
浪人経験者に「現役の時よりもプレッシャーを感じたか」を聞いたところ、63.1%が「浪人の時のほうがプレッシャーを感じた」と回答したようです。そのときに感じたプレッシャーの強さは、現役で受験したときと比較して何倍であったかを聞いたところ、平均して15.4倍という強いプレッシャーを感じていたことが明らかになりました。
やはり、もうこの後はないという恐怖と、もし落ちてしまったらという恐怖が工作して、とてつもないプレッシャーを作り出しているのだと思われます。
さて、ここからはちょっと番外編として、受験本番で起きた想定外のトラブルのアンケート結果もご紹介したいと思います。これは誰でも想像できそうなものですが、果たしてどんな想定外のトラブルが1位になったのでしょうか・・・。
受験本番で起きた想定外のトラブルの1位は「体調不良」
同じくライオン株式会社の調査によると、受験生の41.0%が受験当日に想定外のトラブルを経験していることが明らかになりました。やはり、あまりのプレッシャーや緊張によって想定外のトラブルは起こりやすいようです。
今回の調査でもっとも多いトラブルは「体調不良(20.2%)」でした。さらに詳しく症状を聞いたところ、「下痢(62.4%)」がもっとも多くあげられました。体調不良といえば、やっぱり「下痢」か「気持ち悪くなる」のどちらかですよね。
ちなみに当日の受験対策は、受験を経験している浪人経験者のほうが、「神頼み」よりも「現実的な対策」を重要視している結果が出たようです。浪人経験者の約5人に1人が「前年度の経験を生かし下痢止め薬を持参した」と回答しているようで、受験本番の強いプレッシャーや冷え、食あたり、水あたりなどの影響で下痢になることを懸念した受験生が多くいたことも明らかになっています。
受験にむけて少しずつ現実的な対応をしたほうがいいかもしれませんね。