日本のジャーナリストであり、ノンフィクション作家、そして評論家でもある立花 隆(たちばな たかし)さんは、「知の巨人」と言われるほどの人物です。彼が活躍する分野は非常に幅広く、政治をはじめ、宇宙、脳死、癌にまで及びます。彼は、ミクロからマクロまで、見えないものや解明できていないものまでも、果敢に追求しながら今なお挑戦し続けています。 そんな立花隆さんが行っている勉強法があるのでご紹介したいと思います。彼のように賢くなりたい!と思っている方は、ぜひ実践してみてください。  本を大量に購入するこれは誰にでもできることですが、まずあなたの学びたいテーマを決めます。そして、書店でそのジャンルの本棚の前に足を運んでください。あとは入門書から高度そうな内容のものまで、一気に10冊くらいを選び出して購入してみましょう。まずはテーマによって決められた本を大量に購入することが大切になります。  とにかく読んでみる大量に買ってはみたけど、理解する自信がない・・・。このように思っている人がほとんどかもしれませんが、まずはとにかく頭から終わりまで、強引に目を通すようにしてください。このとき、つながりが分からなくても構いません。それにパラグラフ単位で「飛ばし読み」してもOKです。まず終わりまでいってから二度目の読みをどうするか考えれば良いのです。そして、同じテーマで本を読んだら、同じことが繰り返し「薄く」「深く」「角度を変えて」何度でも出てくることに気がつくはずです。実はこれこそが復習の効果につながり、複数の見方を取得する最良の方法なのです。そして、なによりも自分なりの見方が完成するのでオススメです。  ノート、メモはつけない誰でも気になった箇所があると、覚えておきたいがためにノートやメモを付けると思います。しかし、本を読みながらノートを取らないようにしましょう。ノートを取りながら一冊の本を読む間に、五冊の類書を読むことができると言われています。つまり、ノートを書くくらいなら、そのまま読みすすめて知識をストックしろということですね。  読めない本に見切りをつけるたとえば、あなたにとってダメな本だったり、自分には歯が立たない本だと分かったら、その本はきっぱり読むのをやめましょう。本をたくさん読むことはとても重要なのですが、読む必要がない本を早めに見極めて、一度読まないと決めたら断固として読まないようにすることで無駄な時間を省くことができます。本を読むことに我慢は不要ということです。  「絵画的読み」を実践する「絵画的読み」とは、美術館での絵画の見方と同じように読むことをいいます。具体的に説明すると、目次や見出しを見て、本の構造をつかみ、頭の中で本のチャートを作ります。そして、ざっと各章や段落の頭だけ読んでいきます。最後にその中で興味がひかれた部分があれば、じっくり読んでみるというもの。これができると本の読み方が楽になり、重要なポイントをつかむことができます。  いかがでしたでしょうか?ズバリ、彼の勉強法はすべて本が鍵を握っていたわけです。これはテキストなどにも同じことが言えると思います。本質を見抜くというスキルを身につけたないなら、彼の勉強法を実践してみてください。そして、彼の勉強法を身につければ、まとめ方が上手になり、無駄な時間や手間を省くことができるようになります。 やはり知識を豊富に身につけるためには、読書が大切なことがわかりますね。気になった方はまずは本屋さんへ足を運んでみてはいかがでしょうか。