試験の心構え!別に満点を取る必要はない!!
人間は生きていく中で、さまざまな試験をクリアしなければなりません。特に重要な第一関門となるのが「高校受験」ではないでしょうか。そして、次のステップに向かうための大学受験や、人によっては司法試験・公務員試験などを経験することでしょう。また、あなたの今後の可能性を広げるために、多くの資格試験をこなさなければならないこともあります。 これらの試験において、誰もが得点を取ろうと頑張って勉強することだと思います。しかし、やや間違った意識が芽生えてしまうことがあります。それは「どのような試験も満点を取らなければ合格できない」というものです。確かに満点を取るということは素晴らしいことなのですが、目指すものはもっと手前にあるはずです。そう、それは試験に合格することです。つまり、試験は満点を取るために行うものではないということです。 完璧主義者は注意が必要そもそも、試験に受かるか受からないかは、合格点に達しているかどうかですべてが決まってしまいます。意外にもこれを見失ってしまっている人が多い気がしてなりません。実際に不合格になりやすい人の共通点として挙げられるのが、なんでも完璧でなければ気が済まないということです。これは完璧主義者に見られる傾向であり、満点を取らなければ意味がないと思ってしまい、いつしか合格することを見失ってしまうのです。 もちろん、完璧主義者を完全に否定するわけではありません。捉えようによっては物事に対する真剣な取り組みがみられるので、勉強を行っていく上ではとても良いことだと思います。それに良い結果を残せる可能性も高いので、すべてが悪いというわけではありません。しかし、実際には完璧主義者は無能になってしまうケースがほとんどです。 試験に対して重要なことは?大切なことは、試験で満点を取ろうとしてはいけないということではありません。むしろ満点を取ることができたとしたら、それは素晴らしいことです。しかし、ほとんどのケースでは、「合格点を取るための勉強法」をしていく方が現実的で効果的です。今自分に必要でないと思われるところは潔くカットして勉強していくほうが有効なのです。 さらに受験の場合は相対評価で決まるケースが多いので、相対評価で自分が合格枠に入ることを目指していくことが大切になります。もちろん、点数は稼げるに越したことはありません。どんどん、弱点を克服して試験に備えられるように準備を整えてください。 誰でもご存知かと思いますが、孫子の兵法のなかには「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。まさにこれこそ、試験を突破するための心得だと思います。ほとんどの人が敵を知ることだけに重点を置いてしまうため、己を見失ってしまいます。なによりも今の自分の状態を知っておくことも重要であることは言うまでもありません。 何としてでも試験に合格したいなら、むやみに満点を取ろうとすることをやめましょう。心構えを変えることで、あなたにとって最適な勉強法が見つかるはずです。そして今の自分の学力の状態を知ることに専念してください。無理に背伸びをしても良いことはありません。それよりもすべてを認めて、合格するための方法を実践したほうがあなたの未来は明るいものになります。 すべての下準備ができたら、得点に結びつくような勉強の仕方をすればいいと思います。まずは今のあなたを知ることがなによりも大切になります。