浪人生になってしまう理由には、様々なものがあります。現にこの記事を読んでいるあなたは、浪人をすることになったのかもしれません。受験中にどうしてもランクの高い学校を志望したことで不合格になってしまったり、または病気や健康上の理由から受験を見送りせざるを得なくなったというケースもあります。  ほとんどの浪人生が予備校に通って勉強するという方法を取ると思います。しかし、その費用も大きな負担になるだけでなく、日々プレッシャーの中で生活をしなければなりません。そこで今回は、浪人するうえでの注意点を3つにまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。  模試の順位や偏差値だけがすべてではない!予備校では定期的に模試が実施されるわけですが、ここで満足いく結果が出ても決して天狗にならないようにしてください。大前提として模試というものは、自分の今の力を試すためのものですから、必ず受けるべきです。プレッシャーから、思ったような成果が出せなかったり、逆に模試の結果や偏差値が高く出たとしても満足しないようにしましょう。ただし、誤解しないで欲しいのは、決して喜んではいけないと言っているのではありません。これらはあくまで目安として捉えてください。たとえば、あなたが模試の結果に満足してしまったことで、勉強の手を休めてしまったら、雲行きが怪しくなるのは明白でしょう。模試に満足したがために、また1年を棒に振る羽目になった人は意外にも多いのです。つまり、模試の結果ばかりをこだわるのではなく、出題された内容をしっかりと身につけることに重点を置くようにしましょう。そうすることで、確かなステップアップを期待することができます。  無理はせずに息抜きも取り入れて浪人生になってしまうと、誰でも1年で絶対なんとかしよう!という気持ちになってしまうものです。もちろん、これは素晴らしいことですし、頑張り屋さんと言えます。ただ、現在のあなたがそのように思っているなら、ひとつだけアドバイスを贈りたいと思います。浪人中はとにかく焦りやプレッシャーが蓄積して、従来よりも多くストレスが溜まります。そのため、受験勉強も大切ですが、あまりに集中し過ぎないように心がけてください。あなたの精神に異常をきたしてしまっては意味がありません。また、悪い精神状態で勉強しても、満足のいく結果はまず得られません。これらを回避するためにも、息抜きをする時間を必ず設けましょう。自分の趣味や娯楽もやっていいんです。思いっきり遊んだ後は、勉強にも身が入るので、いやいや苦しみながら勉強をするよりも、勉強と遊びのメリハリをつけることをオススメします。  自己管理を徹底すること浪人というだけでマイナスのイメージがついてまわるものです。これが影響してか、現役時代と比べて生活のリズムも乱れやすくなります。浪人すればするほど、モチベーションの維持が難しくなるのは事実で、次第に生活リズムが狂ってしまいます。気がつけば、いつもバラバラの時間に起きては勉強をするといった悪循環に陥ることもあるので注意が必要です。このようにならないためにも、自己管理を徹底するようにしましょう。浪人生は、自己管理能力が試されるといっても過言ではありません。浪人生活は、独学できるほどの能力は必要ありませんが、最低限やるべきことは規則正しい生活習慣のうえで勉強をすることです。