成績が本当に良くて有名高校に行くような中学生は、一体どんな勉強をしているのでしょうか?有名高校から東大を出て教授をしている先生のなかには、塾などにほとんど通っていなかった人もいます。その代わり、学校で授業をしている時には、絶対に一言も聞き洩らさないように集中して聞くといった勉強法をしています。 実は、成績の良い学生時代を送った人には、そうした人が案外多くいます。中学や高校時代に学年で一番の成績を取っていた人には、その教授と同じように学校の授業を一言も聞き洩らさないぐらいによく聞くという勉強法をしていた人が多数存在します。つまり、塾にはあまり行かなくても良い成績を取っているのですね。 統計的にも、学校の授業時間を大切にしたほうが成績はアップしやすいです。学生のなかには、授業中にぼんやりと他のことを考えて授業の内容が頭に入っていないような人もいるでしょう。もしそうであるなら、そんな人はその後いくら塾で勉強してみても、学習の効率が悪くなる可能性があります。 試験問題を考えるのは、塾の先生ではなく学校の先生なのですから、学校で授業をしてくれる先生の言葉のなかには、試験で良い点を取るためのヒントもたくさん含まれているでしょう。塾に行って何時間も勉強するよりも、学校での授業に身を入れて聞いたほうが、きっと成績はアップしやすいですね。 そうすれば、無駄に時間やお金を浪費して塾に通う必要もなくなります。もちろん、今は塾に行かない人のほうが少ないでしょうから、塾に行って学習するのも良いでしょう。でも、頭の中にしっかりと授業の内容を取り込むことが、成績アップのためには効率のよい学習方法です。 そして、学校の授業を聞いて家に帰った後には、きちんと復習をすることも大切となります。たとえば、数学や理科のように一定の公式があるものは、応用問題を家に帰ってから解くことで本当に理解できているかどうかを確かめるようにしましょう。それから、社会や国語などの暗記ものは、授業で読んだところの教科書を読みなおして復習しておきましょう。 また、授業のなかで先生に「ここが重要」、と言われたところには、マーカーを引いておいて後で確かめるようにするといいでしょう。そして試験の前になったら総復習のつもりで、暗記した事や応用問題がまだきちんと頭に入っているかどうかを確かめてください。国語、社会、理科などの教科は、やはり試験前にきちんと暗記できているかどうかを確かめたほうが確実となります。 やはり効率的なやり方は、ノートを取るよりも、授業の内容を頭のなかにしっかりと入れておくことですね。そのためには、教科書に赤線などをどんどん引いてください。もちろん、数学のように公式がある教科は、試験前にもう一度応用問題を解いてみて、出来るかどうかを確かめておくことが重要です。 そうした勉強法をしていると、それほど勉強しなくても必要なことがしっかりと頭に入っているので、学校で上位の成績を取れることがあります。だから、ぜひこの方法を参考にしてみましょう。とにかく、「授業をよく聞く事」と「後で復習をすること」、この2つをしっかりとやりましょう。そのほうが、試験の点数は良い点を取りやすいです。それに試験の前には、遅い時間まで勉強をするよりも頭が働きやすいように早く寝るのも一つの方法です。 もちろん、どうするのが一番良いのかは本人次第なのですが、試験前に遅くまで一夜漬けで勉強しても効果はあまり出ないようで、日頃の学習が大切となってきます。