試験に強くなる小論文の書き方とは?
小論文は、大学入試などで必要になることがあります。だから、早めに勉強をしておいたほうがいいですね。小論文には、「論」という漢字が入っていますが、「論じる」とは「物事の是非を正す」という意味があります。この「物事の是非を正す」を分かりやすく言うと、つまり「イエス」か「ノー」かを決めることになります。 つまり小論文とは、ある事柄に対して正しいかどうかを考えて、イエスかノーかを導き出す文章のことを指します。そのために小さく論じる文章ということです。どんなテーマを与えられても、最終的にイエスかノーかを導き出せば小論文の形になることを覚えておきましょう。 たとえば、「ボランティアについて」というテーマが出されたとします。その場合のタイトルは、「ボランティアをこれからもっと広めるべきか」「ボランティアが日本であまり広がらないのは宗教のせいなのか」などの形式にしましょう。 或いは、文章が出されてその文章についての意見を書くなら、その文章が伝えてくる主張や指摘は正しいか、などを論じればいいということです。もしイエスかノーの形にしにくいテーマを与えられたら、最初に「日本にはもっとボランティア精神を広めるべきだ」といった結論を最初に持ってきましょう。そして、それが正しい事を論じていく文章にすれば良いということになります。 そうやってイエスかノーの形式を作り出しましょう。 それから、小論文というものは個性的に書く必要はないです。どの場合も、決まった型どおりに書けばよいのです。その「型」とは、論理手順を示します。特に、最初のうちは次から述べる型に沿って書いて、少しづつそれを崩すようにしていくと早く上達します。 1:問題を提起する小論文全体から見て10%ぐらいをこの問題提起に使いましょう。ここでは、まず問題点を整理してみると良いですね。この後に、イエスかノーを論じるための問題を持ちあげるのです。もし課題文が与えられた場合は、その課題文が主張していることを上手にまとめましょう。そして、「課題文の筆者はこう言っているが、それは正しいのか?」という書き方にしましょう。 2:意見を提示するここでは、まずイエスかノーか、小論文を書くあなたがどちらの立場を取るのかをはっきりとさせましょう。全体的には、約30~40%ぐらいの文章をこの意見提示に使います。たとえば、「確かに……」という感じで反対意見を書き、その後に「しかし……」という形であなたの意見を書いてみてください。そうすれば、あなたの視野の広さも少しアピールできますね。 3:論文を展開させる2の部分でイエスかノーかの意見を提示したわけですから、ここではその理由を述べます。全体的には約40~50%の文章をこの展開部分に使いましょう。もしあなたの意見がイエスなら、その対策について書くのもいいですね。テーマが「ボランティアについて」なら、幅広い視野を取り入れて「これからの日本において民主主義や医療はどうあるべきか」などの問題も同時に取り入れましょう。たとえば、「本当に住みやすい民主主義国家にしたいなら、ボランティア活動は絶対に必要になる」といった形式で書くのも良いでしょう。 4:全体的な結論を述べる全体的な意見を整理するようにして、上手にまとめましょう。そして、イエスかノーかをはっきりとさせてください。この結論部分は、全体的に見て約10%程度になれば良いでしょう。この時に、努力目標などは特に書く必要はありません。?