日々の学習計画を立てよう
勉強は、計画的にしたほうが効果が上がります。まず、勉強をする日々の計画を立てたいなら、短期の計画を重視する必要があります。実は、学校から帰宅して眠りにつくまでの間に、何をするかもきちんと計画を立てておくほうがいいですね。たとえば、「御飯を食べたら43ページの問題5までを仕上げる」といった具体的に計画を立て、その通りに実行しましょう。もちろん、いつも計画通りにはいかないこともあります。問題が難しかったりして予想以上に進まないことも考えられます。或いは、予定以上に進み過ぎることもあるでしょう。しかし最初に計画を立てておくことで、次第に時間をコントロールすることが上手になってきます。そして、計画を守ることもできやすくなります。 できれば毎週、日曜日に1週間の計画を大雑把にでも立てておきましょう。それでも、実際には急な用事があったり、面倒な宿題が出たりして思った通りには勉強が進まないこともあります。その場合には、土曜日を特別な日にして計画の調整にあてるといった方法もあります。そうすれば、計画通りに進まなかった問題をまとめて解くことができるでしょう。 1:1ヶ月分のスケジュールを立てようできれば、月ごとのスケジュールを立てるのも大切ですね。たとえば、「この参考書一冊を月末までに全部勉強する」といった分かりやすい目標を作りましょう。まず、そう計画を立てることで、1週間ごとに何ページ分の勉強をすればいいかを割り出します。そして、その計画に向かって勉強していきましょう。 特に、入試を控えた夏休みには、予備校などの夏期講習の他にもしっかりと自分で勉強の計画を立てておく必要がありますね。学校が休みであれば、自分の意思が強いかどうかで学力には差が出ます。だから、しっかりと計画通りに勉強を進めましょう。 1週間ごとに1日の計画調整日を作る必要も出てきますね。もし計画通りに進まなくて遅れてしまった科目があれば、それを勉強する時間に当てるようにします。もし計画通りに進んでその必要がないなら、休息をとったり遊びに行ったりする時間にしてもいいですね。そんなふうに無理のない計画を立てておけば、しっかりと日々のスケジュールに沿って勉強することができます。 2:1年分のスケジュールを立てよう各年ごとのスケジュールを立てることも大切です。たとえば、「来年は、偏差値を65以上にする」といった具体的なその年の目標を設定しましょう。そうするためには、いつどの分野の勉強をすればいいのかを考えていきます。予備校や塾の先生に相談してみるのもいいですね。 受験をする年には、まず4月の段階で志望校を決めるようにしましょう。そして、夏休みには行きたい学校の入試問題の過去問を解いてみましょう。現役の学生なら、その時点ではまだ習っていない勉強の分野も過去問のなかに含まれることがあります。だから、すべて解けなくてもかまいません。しかし、それでも解いているとその大学の出題傾向が次第に分かってきます。 また、夏休みを過ぎてしまったら模試をひとつの区切りとしてください。つまり、模試までに学習が完成することを目指すのです。その後、模試の結果によって自分の持っている学力の弱点が分かります。それからは、その分野にも力を入れて勉強するといいですね。そして12月を過ぎたなら、全体的な復習に取りかかりましょう。 入試の直前になる1週間には、新しいことを吸収するよりも、これまでの学習をしっかりと頭に定着させるために全力を注ぐのがいいですね。