覚えているかどうかはつぶやきで確かめよう
“勉強がどれぐらい頭に入っているかを素早く確かめる方法として、暗記したり理解したことを口に出してつぶやいてみるというやり方があります。つまり、勉強したことを口に出して言ってみるのです。こうした勉強方法を「スピーチ」とも呼びます。 もし専門用語を覚えたら、テキストを閉じて内容を口に出して喋ってみましょう。そうすれば、本当に覚えているのか理解できているのかがはっきりしますよね。とにかく、内容を声に出すことは重要です。実際に喋ってみることで、記憶があいまいな部分や理解できていないところが分かりやすくなります。つまり、勉強の成果がはっきりしやすいわけです。そのためには、一人でつぶやくだけでなく、仲間を作ってお互いに説明し合うといった方法もあります。それに、家族のように勉強内容をまったく知らない相手に喋ってみてもいいですね。知識がない人に説明していくためには、自分自身がしっかりとそれについて理解しておかなくてはなりません。そのため、自分自身がどれぐらいそのことについて理解しているのかを明確にできるでしょう。 スピーチなら、机がなくても簡単にできますよね。それに、数分という短い時間でもできます。1人でも、仲間と一緒でも実践できる方法です。ただし、周囲に迷惑がかからないように考えることは必要です。 それに、つぶやくことで奇人変人と思われないように気をつけましょう。学校の廊下をいつも「ぶつぶつ……」とつぶやきながら歩いていると、おかしな人と思われる場合があります。だから、学校では友人たちと数人でスピーチし合うという勉強方法がいいですね。仲間内でスピーチし合うようになると、上手に話せなければカッコ悪いですから暗記にも力が入るようになります。それに、勉強への理解を深めることにもつながりますよ。 こうしたスピーチは、受験勉強を楽しくしてくれる効果があります。自分のしてきた勉強の成果を試すこともできますから、ぜひ気軽にスピーチしてみるといいですね。 ただ、あまり高いプライドを持っていると、このスピーチが上手に活用できないこともあります。だから、勉強においてはあまりプライドを持たない方がいいです。スピーチにおいてもあまり完璧にしようとすると、やはり疲れてしまいますよね。そして、プライドの高い人よりも変なプライドを持っていない人の方が、学力は自然と伸びやすいです。何故なら、他人の話を素直に聞くことができるからです。 つまり、変にプライドが高くて先生の話を素直に聞けない人は、学力の方もアップしません。もちろん、先生の言うことをすべて聞くのも難しいかもしれませんが、素直な気持ちで授業を聞く生徒の方が学力が伸びやすいのです。 塾に行っても、塾の講師の言うことを素直に聞いている生徒は、やはり伸びる可能性があります。逆に、講師が何を言ってもまったく聞く気のない自分本位な生徒であれば、学力はなかなか伸びないでしょう。たとえば、塾の講師が「合格するためには、勉強ができる人の勉強法を真似しましょう」と言ったとします。それを聞いて、そんなのはプライドが許さない、という人と素直にやってみる人とでは、次第に学力に差が出てきてしまうのです。 「先生に言われたから、今はそうしています!」と素直に言える生徒は、次第に学力をつけて有名大学に入学できたりすることもあります。だから、素直な気持ちを持つようにすることは、どんな場合でも大切なのです。”””