小論文などの文章を上手に書けるようになるには、様々なテクニックがあります。例えば結論をはっきりさせることや、率直な表現を使うことなどが挙げられますね。「論文の書き方」のような本を見れば、そういうテクニックはすぐに理解できます。 ここでは、論文を書くための論述力をしっかり身につける方法についてお伝えしたいと思います。 1:とにかく、たくさん書いてみる頭で論文の書き方を理解しているだけでは小論文は書けません。実際にそれを身に付けたいなら、とにかくたくさん書いてみましょう。ただし、漠然と書くだけでは文章力はなかなか身に付きません。 そこで重要となるのは、書いた小論文を必ず見直しする癖をつけることです。試験の時に小論文が出ても、ほとんどの人が見直しをしないようです。しかし、文章の見直しをしないということは、数学で計算問題を解いても答え合わせをしないようなものです。あるいは、料理を作っても味見をしないようなことにつながります。実際、どんな出来であるかは、見直しをしなければ分かりません。 直すところはないか、漢字は間違っていないかなど、きちんと見直したほうが絶対に助かります。小論文の場合、もし書いた内容が読者に伝わらないなら、書いても意味がなくなってしまいます。 ただ、文章を書いただけで終わりにしてしまうと、文章力もアップしません。 2:他人のような目線で自分の書いた文章を見直そう書いた自分と読者の自分を切り離した感覚で、他人が書いた文章のつもりで読み返してみましょう。とにかく、客観的な気持ちで読んでみることが大事です。あるいは、周囲の人に文章を読んでもらって批評してもらっても良いでしょう。特に、ここが良いとか悪いとか言ってくれる人がいれば、客観的な意見を得やすくなります。?3:ブログを書くなどして日常的に書く習慣をつけるブログを書くことによっても、文章は格段に上手になります。ブログは、他人の目にずっとさらされるものだからです。実際にはあまり読む人がいなくても、他人に見られる文章であるという気持ちは文章力の上達につながります。 もし、なかなか文章が上達しないなら、勉強している教材を問題解答形式のタイプに変えてみましょう。問題解答形式のテキストなら、書かれている文章を読みながら勉強ができます。そうすると、知識が頭に入るだけでなく文章の書き方も勉強できます。あるいは、模擬テストの解答などをノートに書き写すのもいいですね。それは、きっと文章力を育てる上でトレーニングになるはずです。 そうすれば、きっと文章力は上達します。 4:書いた文章を自分で添削してみよう自分の書いた文章を先生になったつもりで、自分で添削してみましょう。赤ペンなどを使って修正を入れてみるのも良いですね。文章というものは、何度も読み返して漢字の間違いを直したり、文法上おかしな表現を直したりする必要があります。 小論文の場合、一度書いたものを見直しせずにそのまま提出することは、なるべく避けましょう。何故なら、見直しをすると大抵間違っている部分やおかしな表現が出てくるのが普通だからです。だから、何度も見直しをして自分で満足できる状態に書き直す必要があります。最初から、まったく書き直さずに素晴らしい論文が出来上がる人などいません。そのため、間違いがないか何度も見直すことが重要です。 また、練習の時には赤ペンで添削した通りに、もう一度文章を書き直してみて、もう一度読み直すようにしていきましょう。