あなたは、勉強をしていてスランプに陥ってしまったことはありませんか?そもそも、どういう状態をスランプと呼ぶかを知っていますか?実は、勉強をしていて起こるスランプには、次の2種類のものがあります。 1:勉強を頑張っているのに成果が出なくなるこのスランプに陥ると、焦ってますます勉強をする人もいますが「間違った勉強法をしているのかもしれない」と不安になってしまう人もいます。こうしたスランプ状態に陥ったら、数日間は勉強を休んでみるのも良い方法です。そうしてみると、何となく自分の勉強法の欠点が分かってくることもあります。  あるいは、極限まで自分に鞭打って勉強してみるという方法もあります。つまり、余計なことを考える時間をなくして勉強時間に充てるのです。勉強に多くの時間を費やすことによって、スランプのことを忘れてしまうのがこの方法です。  一例として、実際に計算ミスが多くて悩んでいる学生がいました。一生懸命に勉強してみても、なかなかミスが無くならないので、倒れるまで計算の練習をし続けたそうです。その結果、はっきりしたのは「ミスをしたらどうしよう」という不安がミスを起こしてしまう最大の原因になっていたということです。つまり、その学生は「ミスをするかもしれない」などと考えることができないぐらいにたくさんの計算練習をしたため、ミスが減っていることに気が付いたというのです。 ?2:まったく勉強のやる気がしなくなるまったく勉強をする気がしなくなるのも、大きなスランプの一つです。こうした場合も、何日か勉強するのを休んでみましょう。その方が、また勉強したいという意欲を引き出せることもあります。  または、スランプに陥ってしまった原因を深く追求してみるのもいいですね。そうしていくと、実は勉強をする気がしないのは体調が悪いことが原因だったと気づき、他に心配事があったため勉強する気になれなかった、などと思い当たる節が出てきます。スランプの原因には本当に様々なものがありますが、根本的な原因を追求していくと次第にスランプが解消されていくこともあります。  どんな種類のスランプでも、いったんそれに陥ると自分だけが周囲に取り残されているような不安感を覚えてしまいます。それでも、誰でも陥る可能性があるのがスランプです。だから、それほど心配しなくても自然と解消してしまうことも多いです。実は、成績が上位にある人ほどスランプに陥りやすいというデータもあります。だから、「いつも成績がいい人にはスランプはない」と思うのは間違った考え方なのです。  どんな勉強においても、深く理解できればできるほど、自分が分かっていないと思われる範囲が広いことがはっきりしてきます。とにかく、スランプはどんな人にも訪れる可能性があることを忘れないようにしましょう。実は、ほとんどの学生たちがスランプを感じたことがあり、それでも勉強を継続してきているのです。  ちょっと休んだりしながら、上手にスランプの状態が通り過ぎるのを待つようにするといいですね。とにかく、スランプが訪れても絶望したり自暴自棄になったりする必要はありません。上手くいかない期間は自然と通り過ぎていくものです。だから、そうやって気長にスランプが通り過ぎるのを待つようにしましょう。勉強のスランプでは、むやみに焦らずに「きっと、スランプが去って成績もアップする」というように考えてみると良いでしょう。