どんな親子関係が中学受験に向かうのに理想的?
小学生の子どもが中学受験をする場合は、その家庭環境や親子関係によっても合否が分かれます。子どもの学力を伸ばしたいなら、親も一緒に勉強する姿勢が大切です。中学受験は、親が自分の手で子どもの学力を伸ばそうと努力することが求められるのです。 実は親子関係には、中学受験に合格しやすい関係と不合格になりやすい関係があります。ここでは、合格を勝ち取る親子に共通していることについてお伝えします。 1:コミュニケーションがきちんと取れていることこのコミュニケーションとは、親子ともにお互いの気持ちが分かり合えていることを指します。たとえば、親がどうしてうるさく色々と注意するのか、子どもはなぜ反発して文句を言うのか、とお互いに不満に思うことがあると思います。ですが、それにはそれぞれ、必ず理由があります。そんなお互いの気持ちを分かり合い、尊重することが大切です。そのためにコミュニケーションは絶対に必要なのです。 2:支えたり、支えられたりする関係にあること中学受験では、親子が二人三脚で合格に向かっていくことが大切です。そのため、子どもだけが伸びることを期待していてはいけません。親も一緒に勉強していこうとする姿勢が必要です。そのためにも、受験について色々調べてみてください。そうすれば、その内に自然と受験の話にも詳しくなってきます。子どもが受験する学校だけでなく、受験勉強の中身を親がよく知ることも中学受験では大切になってきます。 3:尊敬や信頼のある関係が築かれていること人間関係においてもっとも大切なものは信頼と尊敬です。これは親子関係にも当てはまります。あなたが教育熱心で素直な心を持ち、真面目であれば子どもは自然とあなたを尊敬してくれます。親の背中を見ながら、子どもは自分で能力を伸ばしていきます。受験に対して一生懸命取り組む親の姿勢を見せることで、子どもも「自分も頑張らなければ」と思うようになるはずです。 4:父親がしっかりと存在感を持っている中学受験を乗り切るためには、しっかりとして父親の存在感がなければいけません。客観的な目線を持って、何か方向性がずれてしまったら軌道修正するのがお父さんの持つ役割です。お母さんと子どもが一生懸命になりすぎて、周りが見えなくなってしまった時にはお父さんが少し離れたところから見てアドバイスすることで、程よいバランスが保たれます。 5:褒められ認められている関係がある親に褒められて認められている子どもは、その能力をぐんぐん伸ばしていくことができます。なので、お母さんは褒め上手になるよう心がけましょう。特に、男の子であればいつもしっかりと褒めてあげることが大切です。女の子であれば、この頃がもっとも難しい年頃です。できれば、子どもを褒めるだけでなく一人の人間としてその人格を認めてあげることが重要です。 6:子どもにしっかりと期待をかけている当たり前のことですが、自分の子どもには期待をかけてあげることが大切です。受験勉強をしていくと、試験の偏差値によって志望校に受かるほどの学力があるかどうかが分かってきます。ところが、中学受験では1ヶ月の間に偏差値が10~20ぐらい変動しやすくあります。だから、最初からあまり偏差値にこだわらない方がいいです。あまり点数や偏差値に親がこだわり過ぎると子どもに対して期待をかけられなくなってしまいます。苦しい時ほど子どもを励ましてあげることです。 7:我が家は我が家と割り切ろう一度決定したあなたの家庭の教育方針を、あまりコロコロと変えないようにしてください。そのためには我が子を他の子と比較してはいけません。「人は人、うちはうち」という考え方が大事です。 このように、合格を勝ち取れる親子には様々な共通点があります。それを真似することによって合格を勝ち取れる可能性が高まります。ぜひ、参考にしてみてください。