数学や物理などの分野では、数式を扱うことが必要です。だから、基本の定理を押さえながら頭に入れておくことです。実は、ほとんどの受験生は微分の問題の解法なら必死に勉強します。しかし微分の原則は知らない場合が多いです。本番の試験で応用することができないのはそのためです。でも、考えてみれば応用の利かない数学なんてどうしようもありません。  実は、微分とは重力の加速度の研究から出てきています。重力といえば、リンゴは地面に落ちますが月は地面に落ちません。それは何故でしょうか?重力の理論といえばニュートンが発明したものです。  つまり、普段は暗記して勉強するだけの数式でも、その原理や本質を知るととても楽しいものなのです。ここでは、そのことについてお教えしましょう。  たとえば、自然の動きは何故数式にすることができると思いますか?自然の原理は、調べれば調べるほど面白いです。特に、数学は宇宙を感じさせてくれます。こういうふうに考えれば、数学の面白さに気づけます。ところが、こんなにも面白い数学をほとんどの学生はあまり好きだと思っていません。中学校で習っても夢中になってしまう人は少ないです。  ほとんどの人は、試験でよい点を取るために数式や解を丸暗記しています。微分の原理も、しっかりと他人に説明できる人はほとんどいません。実は、学校の先生ですらそうです。本当に数学の先生なら、教科書通りにではなく自分の言葉で生徒にわかりやすく説明できないといけません。  それに微分の原理としては、「無限」という考え方を知ることが大切です。できれば微分の原理についても自力でよく勉強してみてください。若い頃は、頭をしっかり使ったほうがいいと思います。そして学校などで学習したことを元にしながら、自力で二次方程式の解を出してみます。そうすれば微分の方程式の意味がよくわかってきます。何故そう言うかというと、数学や物理は原理そのものが非常に難しいからです。二次方程式を学校で習うのではなく独力で解を出そうとすると、頭が凄くいい人でも一週間はかかります。  それを考えても、重力の加速度を簡単に計算できる方程式を最初に考え出したニュートンは本当に天才です。彼は、慣性の法則といってリンゴや月などが重力によって速度を持って動くという法則を見つけ出しました。実は、中学で習う二次方程式は、重力によって物が落ちる時間を簡単に計算できる優れモノなのです。ですので、実は二次方程式は芸術的とも言っていい人類の宝のようなものです。  もしあなたが数学や物理学の原理や原則を理解することを、自分の力でやってみるとどうなると思いますか?大学入試の試験問題がとても簡単に見えてきます。それはニュートンの考えた発明品に比べれば、大学の入試問題なんてたいして難しいレベルではないからです。  このように、ただ公式を暗記するだけでは何の面白みもない二次方程式ですが、その誕生のきっかけや原理を理解しようと勉強していくとその面白さが次第に分かってきます。それに、本当に頭の中に自分の知識となって入りやすくなります。とにかく、二次方程式が素晴らしいものであることが、あなたにも感じて頂けたと思います。  もっと数学を研究して勉強してみましょう。そうして数学に興味を持てたり楽しいという感覚を持てればしめたものです。楽しく数学を勉強することができれば、受験勉強も楽しいものになってくると考えられます。