推薦・AO入試では高校3年間のがんばりが問われる!あなたは「コツコツがんばるタイプ」ですか? もしそうなら、推薦・AO入試を目標にすることもぜひ考えてみてください。推薦・AO入試は、高校入試の推薦入試と同じように、高校3年間の成績(評定平均値と表現されます)や部活動、課外活動で実績を残した生徒を対象に行われます。  一発勝負の一般入試と異なり、日々のがんばりが評価対象となるので、普段の勉強や部活の練習で3年間コツコツ努力を続けてきた生徒が有利になるでしょう。「努力も才能」という言葉がありますが、人より努力できるという力は、入試においてはまさに才能なのです。  高1・高2でやっておくべき「評定平均値アップ」「部活・課外活動」「小論文」推薦・AO入試を受けようと思った場合に、高1・高2のうちに意識しておいてほしいのは「評定平均値」「部活・課外活動の実績」を高めておくこと、そして「小論文」の勉強をしておくことです。まず評定平均値。通知表の各科目の成績を5段階で表し、高1~高3の平均を求めます。これは高3になってから上げようと思っても後の祭り。推薦・AO入試の出願は高3の秋ごろに行われるので、出願書類に載る評定平均値は高3の1学期までの平均であることが多いのです。つまり高1・高2でがんばって成績を上げておかなければなりません。定期テスト前には副教科も含め、どの科目もしっかり勉強し、高得点をとっていきましょう。特に私立大の指定校推薦の場合、ほぼ評定平均値のみで合格が決まりますから、私大志望の生徒は特に高1・高2の成績が重要となります。推薦・AO入試への出願基準は大学によって異なるので、希望の大学があれば入試要項で確認しておくとよいでしょう。しかし、出願基準ギリギリではなかなか合格しない傾向があります。出願基準より余裕を持った成績を目指しましょう。  次に部活・課外活動です。各種大会での実績はプラス要素になりますし、それ以外にキャプテンや部長を務めたことを評価する大学もあります。またボランティア活動なども評価対象になります。そして最近は科学オリンピックや数学オリンピックなど、学業に関する大会も多数あります。興味がある活動に積極的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?  そして小論文です。これは推薦・AO入試の多くで必要とされます。付け焼き刃ではなかなか合格レベルの答案は書けないので、推薦・AO入試を受験しようと思った場合はぜひこちらも早いうちに勉強し始めたほうがよいでしょう。  高1・高2のがんばりは推薦・AO入試で報われる!推薦・AO入試の魅力はいろいろありますが、中でも「早く合格内定が決まる」点は見逃せません。一般入試は高3の年明け1月にあるセンター試験以降に行われることがほとんどです。センター試験の受験を義務づける場合も多いですが、推薦・AO入試は年内に行われるため、合格内定が出れば余裕を持って年を越すことができます。人より早い時期からがんばっていた分、受験も早く終わるというわけです。早く受験勉強を終わらせて大学や専門学校に進む準備をしたい、という人には推薦・AO入試はうってつけです。高1・高2のうちからコツコツがんばって、人より早く合格を決めてみませんか?