高校1年生から将来の進路を考えよう高校1年生の間は、「受験なんてまだ2年も先のことでしょ?」なんて考えてしまいがちです。確かに高校生活は楽しいことも多いですし、今の高校生活が充実しているとどうしても将来のことをじっくり考えるのは難しいかもしれません。しかし、高校生にとって「自分の進路を具体的に決める」という作業は避けて通れないものです。卒業後就職する人はもちろん、進学する人でも、進学先となる大学や専門学校は自分が将来就く職業に直結するわけなので、高校での進路選択は自分の人生設計に直結する非常に重要なことなのです。「そんなの卒業が近くなってきたら決めるよ」と思っている人もいるかもしれませんが、多くの高校では高3になる前に進路選択について考えさせられる重大イベントがあります。それが文理選択です。自分の選択に応じて文系・理系にクラスが分かれ、自分が選択したコース・科目に沿って授業を受けていくことになります。選択基準になるのは、もちろん自分の将来の進路ですから、文理選択を行うまでに自分の進路をある程度考えておかないと大変なことになります。  高校1年生からできる進路選びでは、どのように自分の進路を考えていけばいいのでしょうか。高校1年生のうちにぜひ取り組んでほしいのが「職業調べ」と「上級学校調べ」です。すでに就きたい職種がある程度頭にある人は、まずはその職種について調べてみましょう。インターネットを活用すれば、どんな仕事なのか、どうすればなれるのかなど、様々な情報に触れることができるはずです。そこから発展させて、自分が高校卒業後どんな学校に進む必要があるのかはっきりさせていけば、自分の進路像が見えてくるはずです。一方、将来何をしたいのかイメージもわかないという人は、まず自分に合った学校を探してみましょう。まずは家から通える近くの学校名をインターネットで検索して調べてみてください。現在はどの学校もホームページでの情報発信に力を入れているので、ホームページを見ることでどんな学校か知ることができるようになっています。そして気になる学校があれば、積極的にオープンキャンパスや学園祭などの行事に出かけてみましょう。実際に行って自分の目で実際に見ることで、自分の将来につながるヒントがより見つかりやすくなります。   早いうちに進路が固まると勉強にもプラス自分のやりたいことが見つかれば、文理選択も自然と決まりますし、それに従って重点的に勉強すべき科目も定まりやすくなります。勉強は自分のためにするものです。自分の将来のためと考えれば、努力する気もわいてくるはずです。つまり勉強する上でも進路を考えるのはプラスになります。やらされる勉強ではなく、自分のために自分から進んでやる勉強へと切り替えていく上でも、進路選択を、そして自分の将来像を考えていくのは非常に重要です!