首都圏の私立大、どうやって選ぶ?首都圏には非常に多くの私立大学があり、特に偏差値の高い難関私大は毎年全国から受験生が集まります。2013年に最も志願者数が多かったのは明治大。ついで早稲田大、日本大、法政大、中央大、東洋大などが人気を集めました。しかし、ひとくちに首都圏の私立大といってもいろいろ。いざ受験校を選ぼうと思っても、大学の名前からしてたくさんあって困ってしまいますよね。そこで今回は、受験生なら知っておきたい首都圏の私立大についての基礎知識をご紹介していきます。  「早慶上理」「GMARCH」「日東駒専」「早慶上理」「GMARCH」「日東駒専」といった言葉を聞いたことがありますか?これらは首都圏私大のうち、多数の学部をもつ総合大学を難易度別にカテゴリー分けしたものです。「早慶上理」は早稲田大・慶應義塾大・上智大・東京理科大の4大学の頭文字です。全国の私大でもトップレベルに君臨する最難関となっていて、合格するには相当の準備が必要となります。私大志望の受験生が目標にするのはもちろん、東京大・京都大・一橋大・東京工業大といった最難関国立大学の併願校ともなるからです。各校とも独特な入試問題が出題され、教科書レベルを超えた問題もしばしば見られます。また慶應義塾大は商学部A方式・理工学部・薬学部以外で小論文が出題されるため注意が必要です。「GMARCH」は学習院大・明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大の6大学を指します。偏差値では「早慶上理」に次ぐカテゴリーですが、明治大が志願者数日本一となっているように、受験生からするとむしろ現実的目標にしやすいともいえます。また一般入試に加え、センター利用入試がほとんどの学部で実施されているのも大きな特徴ですが、ボーダーラインは高く、実質的に難関国公立大受験生が併願するための入試方式となっています。私立志望の受験生は一般入試に絞ったほうが合格しやすいでしょう。「日東駒専」は日本大・東洋大・駒沢大・専修大の4大学です。難易度的には「GMARCH」の併願校になりやすいのですが、「GMARCH」同様に受けやすさから多くの受験生を集めています。センター利用入試のボーダーラインは国公立大受験生が併願しやすいレベルとなっています。  自分に合った大学を探そう「早慶上理」「GMARCH」「日東駒専」はあくまで偏差値からみた分類です。この他にも、成蹊大・成城大・明治学院大などの伝統校や、東海大・神奈川大のように多数の学部をもつ大学、東京農大・千葉工大・芝浦工大といった理系の大学、さらには東京女子大・日本女子大・聖心女子大といった女子大など、首都圏には様々な私立大があります。興味のある学部・学科がある大学を探していくだけでも時間がかかりますが、各大学とも特色ある大学運営を行っているので、調べていくと興味深いです。偏差値だけで選ばず、しっかりと大学調べをしてみましょう!