受験勉強は、時間との戦いだ!中学受験の試験日、公立高校の受験日、大学入試センター試験の試験日……。それらはすべて決められています。その日に行われる1回の試験の結果次第で、あなたの人生は大きく変わるのです。あなたが望む結果を得るためには、同じ試験日に試験を受ける多くのライバルより学力を高め、競争に勝たなければなりません。しかし、受験日までに与えられる時間はすべての受験生に平等です。1日が30時間あったり、15時間しかなかったりする人はいません。みんな同じ日に受験するのなら、受験までの日数も同じです。ということは、受験勉強においては『平等に与えられた時間を、いかに人より効率的に使うか』ということがどうしても重要になります。少し乱暴な言い方ですが、より多くの時間を勉強に使った人のほうが有利になるということです。また、受験勉強では、1日24時間という限られた時間の中から、いかに多くの勉強時間をひねり出すかということも必要になってきます。  ちょっとした空き時間を、勉強時間に変えていくそこで、ぜひ心がけて欲しいのが、ちょっとした空き時間ができた時、すぐに勉強を始める習慣をつけることです。食事の前、通学時間、寝る前……5分、10分程度の時間でも、単語を覚えたり、短い問題を解いたりはできます。こうした短時間の勉強でも、毎日積み重ねていけば、かなりの勉強時間になります。1日10分でも、1週間続ければ70分、そして1ヶ月では約5時間にもなります。『塵も積もれば山となる』とはまさにこのことです。特に、難関校合格を勝ち取った人の勉強スタイルを見てみると、この習慣づけができていた人が非常に多いです。難関校入試では、それまで学校で習ってきたことよりも高いレベルでの出題が行われ、必要な勉強量も非常に多くなります。しかし、受験が近づくと受験生はみな必死に勉強するので、どの受験生も長時間勉強するようになり、差がつきにくくなります。そこでモノを言うのが、細切れの時間を勉強にあてる習慣です。人より毎日少しだけ多く努力しましょう。その積み重ねが、きっと入試本番でライバルに差をつけることにつながり、ひいてはあなたを合格に導いてくれます。  すぐ取り出せる問題集や単語帳をいつも携帯しようしかし、いざ実際に5~10分の空き時間ができた時、そばに勉強するための本やノートがなければ勉強することはできません。そこで、自分がいつも持ち歩く財布や鍵、携帯電話などと一緒に、問題集や単語帳を1冊携帯する習慣をつけましょう。ちょっと時間が空いた時、さっとペンを出して1問でも問題を解いたり、単語を覚えたりするのです。あるいは、家に帰ったらすぐに授業用のノートを取り出しておき、寝る前や夕食の前などに持ち出して見直すのも効果的です。少しの時間でもできるこうした勉強法を、ぜひ取り入れてみて下さい!