やる気がなくなるのは、誰にでも起こること勉強しているとき、「今日はどうも気分が乗らないなぁ……」という経験をしたことがある人はきっと多いでしょう。そのような現象はあなただけではなく、勉強を続ける限り誰にでも起こる問題なのです。これは、勉強の性質に深く関わっています。勉強は、小学校(人によってはもっと前)入学からずっと続けてきているものです。その作業自体は、もう何年も続けているため、目新しさはなく単調な作業だと感じてしまうと、人はどうしても関心を持てなくなってしまいます。世の中には、友人とのコミュニケーション、部活、習い事など、勉強より楽しいこと、勉強の他にもやらなければならないことがたくさんあります。こうした、あなたを取り巻く様々な状況によって、どうしても勉強に対するモチベーションは影響されがちです。  やる気が出ないとき、すぐ勉強から逃げていませんか?さて、実際に勉強する気が起きなくなったとき、どのような対処法があるでしょうか。まず、何か原因があって勉強に対するモチベーションが上がらない場合です。例えば、定期テスト前で勉強しなければならないけれども、今日は友人とちょっとトラブルがあって気分が落ち込んでいる、とか、部活でかなり疲れてしまって勉強する気が起きない、といったときです。このようなときに、まず意識したいことは『勉強時間を確保する』ことです。勉強が好きでたまらない、という人はいいのですが、そうでない人は、何か嫌なことや他に気になることがあるとついつい勉強から逃げがちです。しかし、勉強から逃げるクセをつけてしまうと、次に同じようなことがあったときにも逃げようとするので、学習習慣が崩れてしまいます。だから、まずはできる限り勉強を続けられるようにしたいところです。  気持ちの切り替えが大切!では、やる気が出ない中で、いかに勉強に向かう気を呼び起こせばいいのでしょうか。そこで『気分の切り替え』が重要になります。嫌なことがあったときに、それを引きずってしまうのは、勉強に限らずよくありません。受験まで長期戦を求められる勉強の世界では、切り替えが特に重要です。机に向かえる状態を取り戻すためには、机に向かうまでに気持ちをリセットするよう心がけましょう。家族や友人に悩みを話すのもよいですし、疲れているときには仮眠も有効です。寝過ぎないように目覚ましをセットしたり家族に起こしてもらったりしながら、15分程度の仮眠をとると頭もスッキリして勉強に集中しやすくなります。  切り替え上手になるためには、机の整理も大切!気持ちの切り替えにおいてもう一つ重要なのは、勉強専用のスペースをきちんと確保することです。気持ちを勉強モードに切り替える際には、勉強以外の要素を頭に入れないということも必要になります。そこで、勉強机は勉強専用のスペースとして、きちんと片付けておくのがよいでしょう。集中できないと感じたら、机周りを片付けてみるのも一つの切り替え法です。この他にも、いろいろな切り替え法があります。自分なりの切り替え法を身につけて、何があっても勉強に集中できる態勢を整えていきましょう!