家庭学習=宿題、になっていませんか?どの学年の生徒にも言えることですが、与えられた宿題しかせず、自分から進んで勉強する習慣がない生徒が非常に多いです。宿題が多すぎて自主勉強をする余裕がなかったり、ゲームや携帯電話、友達と遊ぶことなどに気持ちが向いてしまい、「宿題が終わったら、あとは遊ぶ」となってしまっていたり、あるいは部活で疲れてしまい、宿題をする時間すら十分にとれなくなっていたりと、原因はいろいろあるようです。しかし、決して忘れてはならないのは「勉強とは自分の将来のためにするものである」ということです。学校や塾が決めたカリキュラムをこなすだけでは、あなたにとって必要十分な勉強量を満たせるとはいえません。将来の可能性を広げるため、あるいは目標を実現するためには、やはり宿題以外の自主学習をする習慣が必要です。  自分の学習習慣は、自分で管理しよう!自主学習は、誰に言われてするものでもありません。「勉強しなさい!」と言われてするのでは、自主学習とはいえません。あなたが、あなた自身のために、あなたの意志で行うのが自主学習です。なので、いつ、何を、どのぐらい勉強するか、自分で計画を立て、管理していきましょう。学年が上がれば上がるほど、勉強する内容が増えていき、必要な自主学習の量も増えていきます。進学や就職のために試験を受ける時期も近づくので、日程や必要な科目を自分で把握し、そのために何をすべきか考え実行することも重要です。  自己管理能力は、受験でも社会でも必要!合格のために必要な受験勉強は、時間的にも量的にも非常に多くを費やすものです。それらをコントロールし、必要十分な勉強を全て指示してくれる人はいません。あなた自身が、自分を管理し、自らの学習計画を組み立てていかなければならないのです。そのため、宿題をこなすだけで自主学習に慣れていない人と、早いうちから自主学習の習慣がついている人では、いざ受験勉強を始めたときに大きな差が出てきます。受験勉強を有利に、そして楽にするためには、早いうちから自主学習の習慣づけをしておくことが非常に重要といえます。また、学校を卒業し社会に出ると、自己責任の世界が待っています。日々の業務やスケジュール管理、将来を見据えた専門知識や技術の習得など、学生時代以上に多くのことを、しかも自分で全てこなせなければなりません。言われなければ動けない『指示待ち人間』は職場には不要です。自ら考え、自ら動ける人間にならなければ、社会で生きていくのは非常に厳しいと言わざるをえません。いずれ社会に出るときのために、学生のうちから自己管理能力を高めておく必要があります。自主学習の習慣づけは、こうした自己管理能力を身につける上での第一歩となります。ぜひ、『やらされる勉強』ではなく、『自ら進んでする勉強』を始めてください!