成績アップの基本は、授業を大切にすること学校の定期テストの点数がよくない生徒を見ていると、授業ノートを取っていなかったり、授業中に平気で寝ていたり隣としゃべっていたりと、授業を真面目に受けていない姿が多く見られます。こうした生徒は、自ら成績を下げていると言っても過言ではありません。なぜなら、学校の成績を上げるための基本は全て授業の中に詰まっているからです。授業を大切にしないのは、非常にもったいないことなのです。  授業を真面目に受けるのは、成績アップの第一歩!学校の成績は、定期テストや提出物、授業態度などをもとにつけられます。そして、定期テストは学校の授業で扱った範囲から出題されることがほとんどで、問題を作るのも実際に同じ学校で教えている先生です。ということは、授業態度が悪い生徒は、当然先生からの評価が悪くなるだけでなく、テストで点数をとるチャンスも逃してしまっていることになります。成績アップをしたいなら、まずは授業を真面目に受けることから始めましょう。  『能動的な』授業の受け方を身につけようしかし、ただおとなしく授業を受けるだけでは、授業内容を十分に理解するのは難しくなります。学年が進むにつれて授業内容も難しくなるからです。そこで、授業に対し受け身になるのではなく、積極的、能動的に授業内容を吸収しようとする態度を身につけましょう。そのために必要なのは、『予習』と『積極的なノートとり』です。  やっぱり予習は大切!まず、よく言われることではありますが、予習を大切にしましょう。特に、教科書に載っている情報量が多い国語や英語、社会といった科目では、事前準備として教科書に目を通し、ある程度の内容を頭に入れてから授業を受けると、先生の話を聞いたときに余裕が生まれ、授業内容を理解しやすくなります。併せて、意味がわからない言葉を調べたり、一読してもあまり内容がつかめず、授業で意識して聞きたい箇所を把握しておくといったことにも取り組んでみましょう。これらも授業の理解度を高めるのに役立ちます。  ノートは、ただ板書を写すだけのものではない!また、授業中のノートのとりかたも一工夫してみましょう。ただ板書を写すだけでは、『写す』作業だけに意識が向かってしまい、肝心の先生の話を聞くことがおろそかになってしまいがちです。授業を大切にしている生徒は、板書だけではなく、先生の話も積極的にメモしています。この『メモを取りながら聞く』という作業は、しっかり集中して話を聞いていないとできません。いわば、先生の話を聞けていることの裏返しともいえます。そして、授業中にとったメモは、後でノートを見直して復習するときにももちろん役立ちます。こうした能動的な授業の受け方を身につけ、成績アップを目指しましょう!