英語の長文問題、苦手にしていませんか?長文問題は、英語の入試を受ける場合には必須のテーマです。そして長文問題は1問あたりの点数が高いので、高得点を取るためには、長文問題での得点率を上げるのが近道といえます。しかし、長文問題を苦手とする人が多いのも事実。今回は、そんな英語の長文問題で役立つテクニックをご紹介します。  説明文では各段落の初めに注目!大学入試の問題に多いのが説明文です。日本語でも英語でも説明文は論理的に書かれています。そのため、論理構造をつかむことが読解の上でのポイントとなります。英語の説明文は、日本語以上に論理的に書かれています。そのため、論理に注目すると本文の流れをつかみやすくなります。といっても、最初からあまり難しく考えることはありません。英文の段落は、主に『主張・要旨→理由・例などの具体的説明(→主張の繰り返し)』という構成でできています。つまり、重要な文は段落の初めにある場合が多いので、各段落の初めに注目すれば、その段落で筆者が述べたいことがおおよそ分かるようになっているのです。まずは段落の初めの文をしっかり読んで要旨をつかみ、それをヒントに各段落の内容を把握していくとよいでしょう。  分からない単語の意味を推測しよう長文を読んでいると、どうしても知らない単語、意味がつかめない単語に出くわします。学校の教科書の予習であれば、意味が分からない単語を辞書で調べることができますが、試験中はそういうわけにいきません。かといって、全ての単語の意味を頭に入れた状態で試験に臨むことなどまず不可能です。そこで、意味の分からない単語が出てきたら、その意味を推測することが必要になります。推測するときには、まずその単語の前後の文脈を確認しましょう。状況が分かれば、おおよその意味を考えやすくなります。また、接頭辞や接尾辞もヒントになります。たとえば、接頭辞re-は『再び』という意味を付け加えるものです。reuseは『再使用』、reunionは『再会』といったような具合です。また接尾辞-ableは『~できる、~するに足る』という意味を持つので、acceptableは『受け入れられる』、remarkableなら『再び・示す・に足る』=『注目に値する』というように考えることができます。こうした接頭辞や接尾辞を手がかりに単語の意味を考える習慣がついていれば、単語帳で覚えた単語を接頭辞・接尾辞でさらに応用できるので文章読解に大きく役立ちます。  経験値を積むことも必要!このようなテクニックは、一朝一夕には身につきません。普段の予習や問題演習を通じ、繰り返しトライするなかで徐々に身につけていくものです。長期的な計画を立て、長文読解の経験値を積んでいきましょう。