「将来のこと?大人になったら考えるよ」ホントにそれでいいの?勉強もせず、大人になったら何になりたいかも決まっていない。「将来のこと?大人になったら考えるよ」と適当に相槌をうちながら、パソコンや携帯電話、ゲームに夢中……こんな子どもがよくいますが、見るたびに心配になります。彼・彼女は、将来親のスネをかじることなく、独り立ちしていくことができるのでしょうか。大人になって「あの時、将来のことを考えて、もっとがんばっておけばよかった」と後悔しても後の祭り。子どものころの過ごし方は、子どものうちにしか変えられないのです。大人になる前に、自分の人生について自分で真剣に考えることから始めてみませんか?  働くことと無縁ではいられない現代人子どものころは、親や親戚、周囲の人たちに支えられ、働かなくても衣食住には苦労しません。しかし、そうした時期はいつまでも続くわけではないのです。誰でも、いつかは自分で生きていかなければなりません。かつては社会に出る前に結婚することもあった女性も、学校を出たら働くのが当たり前になっています。現代に生きる私たちは、働くことと無縁ではいられません。子どものうちから、働くことについて真剣に考えることが求められる時代になったのです。  働くことの意味ってなんだろう?働くことは、自分や家族の生活のため、あるいは老後への備えのためにお金を稼ぐ以外にも重要な意味があります。働くことは、生きる目的ともなるのです。お金のためだけではなく、仕事を通じて世のため人のために働くことは、自分が人の役に立つ存在だということを感じさせてくれます。自分が社会に貢献した見返りとして、生きるためのお金をもらう。そう考えると、仕事に対する考え方も変わってきませんか?  将来やりたいことの見つけ方将来やりたいことを考えるときは、自分がどのような形で社会の役に立つことができるのかをイメージしてみましょう。人と話すのが好きなら、お客様と直接会話することが多い営業職や接客業が向いているかもしれません。黙々と作業をするほうが合っているという人は、専門技術を学び、技術職や職人を目指すのもいいでしょう。ゲームが大好きだという人は、ゲームを作る、あるいは売る側になって、ゲームの良さを世の中に伝えていく、なんて道も考えられます。全く社会の役に立たない、必要のない人間などいません。あなたの中にも、きっと社会に貢献できる能力が眠っています。あなたの意志ひとつで花開く将来を、ぜひ探してみてください!