大学受験英語を勉強するとき、絶対必要な本って?大学受験の科目の中でも、英語は特に勉強量を必要とするものの一つです。覚えること、理解することが多いのはもちろん、長文読解が含まれるので、大量の情報を素早く処理する能力も求められます。また、センター試験、国公立大の二次試験、私立大の試験は全て出題傾向が異なるので、受験校によって必要な勉強も異なります。このように、一口に大学受験英語といっても、やらないといけないことは多岐にわたります。そこで必須なのが、あなたの勉強をサポートする参考書・問題集です。とはいえ、あれもこれもと購入しても、お金がかかるばかりか、結局ろくに使わないままに終わり、宝の持ち腐れ…… ということにもなりかねません。今回は、そんな英語の参考書・問題集について、『必須アイテム』といえるものを厳選します。単語帳、文法書、熟語・文法の問題集は最低限持っておこうまず、単語帳、文法書、熟語・文法の問題集は欠かせません。これらは、どの学校を受験する場合でも必要です。単語帳は、『これでなければダメ』という決まったものはありませんが、『大学受験用』と書いてあるものを1冊持ちましょう。このとき重要なのは、1冊をとにかくやりこむことです。よく何冊も単語帳を持ちたがる受験生がいますが、はっきり言って何冊も同時に覚えても意味はありません。まず1冊、じっくり取り組み続けることが何より重要です。単語帳に載っている必須レベルの単語をもれなく覚えられれば、たいていの入試には対応できるからです。文法書は、『総合英語』あるいは『英文法』と銘打たれている分厚い参考書のことです。高1のときに学校で購入している人が多いのですが、不思議とあまり活用されていません。しかし、文法書は色々な場面で役立ちます。文法の復習をするときはもちろん、例文が豊富に収録されているので、構文の暗記にも使えます。特に英作文が必要な国公立大受験生は、文法書の例文をしっかり覚えておくと、英文の引き出しを増やすことができます。そして、もう1つの必須アイテムが、熟語・文法の問題集です。高校で使用している人も多いと思いますが、受験勉強として熟語を覚える際や、英文法をさっと復習したいという場合にも有効です。また、4択の文法問題が豊富に収録されているので、特に私立大受験生に活用してほしいアイテムです。 センター試験を受験するなら、センター試験過去問題集も!大学受験生の大半が受けるセンター試験。英語の本試験問題は、それほど難易度が高くない上、良問が多いのが特徴です。そこで、センター試験を受験するなら、センター試験の過去問題集を用意しましょう。そして、本試験の問題を10年分、あるいはそれ以上解くことをおすすめします。センター試験の問題は少しずつ変化していきますが、過去には一度出なくなったタイプの問題が再度出題された例もあります。最新傾向と違うタイプの問題でも、やっておく価値はあるといえます。たくさん解いて、分量やレベルに慣れ、自信をつけていきましょう。