ノートの取り方は人それぞれ?授業を受けるときに欠かせないのがノートですが、その内容は同じ授業を受けた人でも千差万別です。しかし、ノート取りにもやはり注意点やテクニックがあります。今回は、そうしたノート取りのポイントをご紹介します。読み直したとき、授業の内容を確認できるノート取りを!ノートは、本来自分のために取るものです。授業の内容を記憶したいとき、あるいは復習の際に授業の内容を確認したいときにノートは役立ちます。よく、板書された内容をそのまま書き写すだけという生徒がいますが、それだけでは不十分です。板書に書かれていなくても、先生が話した内容をメモしていくようにしましょう。特に、板書をあまりしない先生の場合はなおさらです。後で読み直したときに授業の内容を確認できるようなノート取りを心がけてください。 『見た目』よりも『理解度』で勝負!特に女子に多いのが、色とりどりのペンを何本も使い分けたカラフルなノートです。確かに見た目は綺麗なのですが、そうしたノートを取る生徒を見ていると、ノートを取るスピードは他の生徒より遅くなりがちです。何度もペンを持ち替え、時には筆箱にズラリと並んだペンの中からどの色を使うか悩み、少しでも書き間違えたら丁寧に修正し……その間にどんどん授業は進み、板書を写すだけで精一杯、先生の話は頭に入らない、という場合も珍しくありません。確かに、後で読み直したときに読みやすいノートにはなるのでしょうが、板書を写すだけが授業ではありません。きちんと先生の話を聞く態勢ができていなければ、いくら綺麗にノートを取っても効果は半減してしまいます。重要なのは、『見た目』よりも『授業の理解度』です。思い切って、色を数色に絞りましょう。そして、色を変える場合を決めておき、色選びやペンの持ち替えにかかる時間を極力削るべきです。色選びに迷うようであれば、自分で好きな色を選んでセットできるタイプのボールペンホルダーに、普段ノートを取るのに使う色をセットしておく手もあります。これなら、持ち替えの手間もかかりませんし、筆箱もスッキリします。 迷ったら『とにかくメモする』!逆に、何を書いていいかわからず、ノートがほとんど書けないという生徒もいます。こうした生徒にお勧めしたいのは、『聞いたことをとにかくメモする』習慣づけです。授業中に聞いたことを全て覚えていられる人はまずいないでしょう。それどころか、ずっと話を聞いているだけだと眠くなり、授業の内容がどんどん頭に入りにくくなります。まず、聞いたことをそのままメモしてみましょう。聞いているだけより、書いているほうが眠くなりにくいですし、聞いたことを書く作業というのは意外と頭を使います。頭を使うことで、先生の話がそれだけ記憶に残りやすくなるのです。もちろん、後で読み直すことで、授業の内容を思い出しやすくなるのは言うまでもありません。また、この習慣は、大人になってから職場で非常に役立ちます。つまり、社会でも必要なスキルなのです。ぜひ実践してみてください!