社会の入試問題に多い『正誤問題』社会の入試問題には、『正誤問題』がよく出題されます。「○○に関する次の文の中で、正しいものを選びなさい」あるいは「次のア~エの文の中で、誤っているものを選べ」といった問題のことです。みなさんも、今までしばしば目にしてきたと思いますが、入試でも正誤問題は定番中の定番です。センター試験の地理歴史・公民はもちろん、私立大入試や高校入試でも正誤問題は必ずといっていいほど出題されます。したがって、正誤問題の攻略は、入試合格を目指す上で避けて通れないテーマともいえるのです。正誤問題に強くなるためにチェックすべきポイント正誤問題は、きちんとした知識が身についていないと正解することはできません。そのため、正誤問題の正答率を上げていくためには、教科書に書かれている知識を正確に覚えることから始めましょう。教科書レベルの知識がきちんと身につけば、正誤問題も簡単に解けるはずです。しかし、教科書の内容を隅から隅まで覚えていくのは効率がいいとはいえません。そこで、正誤問題に強くなる方法をご紹介します。復習の際には、まず選択肢ごとに正誤を確認していきます。解答・解説を見ながら、すべての選択肢について、内容が正しい文には○、誤りを含む文には×をつけていきましょう。次に、○がついた選択肢はそのまま覚えてしまいます。なかには、教科書で直接触れられていない事項も含まれているかもしれません。そうした知識を積極的に吸収し、自分のモノにしていきましょう。こうした正誤問題、とりわけセンター試験などの良問の正しい選択肢を覚えていくと、あなたの実力は確実に底上げされます。一方、誤りを含む文は、正しい文になるよう修正していきましょう。誤文にはいくつかのパターンがあります。『日米和親条約』と『日米修好通商条約』のように似た語を入れ替えたもの、2つの選択肢の内容が途中で入れ替わり、互いに逆の事項の説明になっているもの、そもそもまったく誤った内容の文などです。こうした誤文のパターンを把握した上で、どこを直せば正しい文になるのかを考えながら直していきましょう。 正誤問題を制覇して、センター試験で高得点を!こうした作業を繰り返していくと、知識が増えていくだけでなく、正誤問題の出題パターンや引っかけパターンが頭に入ってくるので、早く正確に正解にたどり着けるようになります。センター試験で地理歴史・公民を受験するのであれば、このトレーニングはとてもおすすめです。正誤問題に強くなって、8割、いや9割以上の得点を目指しましょう!