作文や小論文はよく出題される近年、さまざまな入試で作文や小論文が課されるようになってきました。推薦入試や人気を集めている公立中高一貫校入試では、必ずといっていいほど作文や小論文が出題されています。また、多くの都道府県では、公立高校の一般入試においても作文が出題されるようになってきています。作文や小論文は、生徒の『思考力』や『表現力』、あるいは『人物面』が現れやすいので、出題校にとっては便利なツールなのです。作文の書き方がわからない?このように、作文や小論文を書かされる機会は着実に増えているのですが、その一方、書き方をきちんと学ぶ機会はあまりありません。そのため、『なんとなく』自己流で書いてしまうという子どもが多いのではないでしょうか。実は筋の通った作文・小論文というのは、アドバイスを少し受けるだけで簡単に書くことができます。その方法をご紹介します。ってきました。が課されるようにnまずは『結論・理由・具体例』を考えよう作文・小論文を書くときには、『結論・理由・具体例』の3つを考えるようにしましょう。これだけで、あなたの文章はぐっと論理的で筋の通った文章になります。たとえば、『共同作業をするときに必要なことは何だと思うか、あなたの考えを書きなさい』という問題であれば、まず『結論』を考えます。ここでは、『相手を思いやること』という結論を立ててみましょう。そうしたら、この結論に従って『理由』と『具体例』を考えるのです。『理由』は『相手を思いやることで、お互いが気持ちよく作業に取り組めるから』のように、一行程度に収まるものでもかまいません。でも、これだけでは当然字数が足りませんし、説明としても不十分です。そこで『具体例』の出番です。『具体例』は、仮定の例を挙げてもよいのですが、自分が実際に体験したことを挙げるほうが書きやすいと思います。問題によっては、『あなたが実際に体験したことをもとに』など、体験を書くよう指定されている場合もあるので、体験にもとづいて書く習慣をつけておいたほうがよいでしょう。先ほどの例でいけば、相手を思いやることで共同作業がスムーズに進んだという体験を思い出しながら、思いやりがどのような点で共同作業にプラスとなったかを書いていくのです。 『結論・理由・具体例』で、簡単に筋の通った作文が作れる!200字程度の短い作文であれば、『結論・理由・具体例』を順に書き、最後に簡単なまとめを加えるだけで、筋の通った作文ができあがります。400字以上の少し長い作文なら、具体例をもとにもう一度自分の主張をまとめた段落を追加するとよいでしょう。あとは、実践あるのみ! どんどん書いて、慣れていきましょう。