『間違い直しノート』はなぜ必要?これまで、学校などで『間違い直しノート』を作成するよう指示されたことがある人は多いのではないでしょうか。『間違い直しノート』とは、定期テストや模試などを受けた後、解けなかった問題について、文字通り『間違い直し』をしていくノートです。間違えた問題と正しい解答、あるいは自分が間違えた箇所やその原因などを書き込んでいくことが多いのですが、「提出させられるから仕方なくやる」とか「やれとは言われたけれども、面倒なのでやってない」といった人もきっと多いはずです。この『間違い直しノート』、どうして必要なのでしょうか。 テストでは、できなかった問題ほど重要!定期テストや模試などのテストには、それまで学んだ内容が定着しているかを確認するという目的があります。満点であれば学習内容が十分に身についているということになりますが、そうでなければ定着していない箇所があることがわかります。テストを受けた後に重要なのは、定着していない箇所を確認し、復習を行うことで、学習内容の定着度を上げていくことです。もちろん、みなさんもそのことはよくご存知だと思いますが、分かっていてもやらないという人のほうが多いのではないでしょうか。 復習を習慣づける『間違い直しノート』そこで役立つのが『間違い直しノート』です。学習に習慣づけが必要なように、テスト後の復習も習慣づけて毎回行うことが大事です。『間違い直しノート』を利用することで、「テストを受けたら復習もする」という習慣を確立させ、テスト後の復習を当たり前のものにすることができるのです。定期テストや模試で間違えた問題をチェックし、ノートに解き直していきます。このとき、問題を一生懸命書き写す人を見かけますが、コピーが可能ならコピーして切り貼りしたほうが楽です。最も時間をかけてほしいのは、『なぜ間違えたのか』の確認です。単純なミスが原因なのか、知識の勉強不足だったのか、それとも解き方を理解していなかったのかを確認しましょう。そして、ミスを修正し、覚えていなかった知識は改めて覚え、解き方が分からない問題は教科書や問題集で解き方を確認します。それでも解決しなければ、先生に質問しに行くようにしましょう。できなかった問題をできるようにすることが重要なので、疑問点を残さず、すぐに解決するようにしたいものです。 テスト直しを習慣化して差をつけろ!テスト直しにきちんと取り組んでいる人は、意外と多くありません。こうした、人がやらない勉強に取り組んでおくと、受験において有利になります。テスト直しは確かに時間もかかりますが、ライバルに差をつける貴重な機会でもあります。ぜひ取り組んでみてください!