国公立大進学は、高校選びから!子どもの大学進学について、学費が安い国公立大を希望する親は多いはずです。しかし、定員も少なく競争率も高い国公立大は狭き門です。難関を突破し国公立大合格を実現するためには、まず質の高い教育を受けられる高校選びが重要になります。 ポイントは『カリキュラム』と『ライバル』高校選びの際に注目したいのが、高校のカリキュラム、そして共に合格を目指すライバルの存在です。国公立大の入試を突破するには、まず科目数の多いセンター試験で平均的に高得点を取れる総合力が身についていなければなりません。その上、論理的思考力・記述力・表現力などが問われる二次試験もクリアする必要があります。これを可能にするには、高校時代からセンター試験・二次試験をターゲットとしたカリキュラムのもとで勉強していくのが近道です。もちろん、授業を担当する教職員にも、国公立大の入試を熟知し、高いレベルの授業をわかりやすく展開できる力が求められます。また、大学合格まで勉強を続けていくのは、一人ではなかなか困難です。そこで、共に国公立大合格という同じ目標を目指すライバルの存在が非常に大きなものになってきます。ライバルが多く、クラスや学校内が同じように国公立大合格を目指してがんばる雰囲気だと、自然と「がんばらなきゃ」という気にもなりますし、友だちと助け合い、励まし合いながら受験にチャレンジしていくことができます。 国公立大進学実績に注目!そこで注目したいのが、各高校が発表している大学合格実績です。国公立大は一度に一校しか合格できないので、私立大のように一人で何校も合格することはできません。そこで、国公立大合格者数を見ればその学校のレベルをつかみやすくなります。卒業生に国公立大現役合格者がほとんどいない学校だと、どうしても国公立大現役合格を目指すのは難しいと言わざるをえません。やはり、国公立大合格者が少なくとも例年数十名いるような学校のほうが、国公立大現役進学を目指す環境は整っているといえるでしょう。また、東京大などトップ校の実績だけでなく、横浜国立大・千葉大・首都大東京といった関東の上位国公立大への実績にも注目しましょう。これらの大学への進学者が多く出ている高校は、中位層の生徒がしっかり努力して国公立大現役合格を実現できているということになるので、校内中位の生徒でも国公立大現役合格を実現できる可能性は十分あるといえます。 国公立大進学を引き寄せる、中学時代からの努力もちろん、国公立大進学実績が高い高校へ入学するのは簡単なことではありません。レベルの高い環境に身を置くためには、まず高校受験を突破することが求められます。国公立大を目指すなら、目標となる高校を決め、しっかり勉強してその高校に合格することから始めましょう。中学時代からの努力の先に、国公立大へのステップが少しずつ開けてくるはずです。