机の前以外にも、集中して勉強できる場所がある?勉強というと、机についてするもの、というイメージがあります。確かに、集中して勉強するには机が最適です。テレビの前で寝転がって勉強しても、ほぼ間違いなく集中できませんね。集中して勉強しようと思ったら、雑音が入らず、自分だけの空間を確保できる場所が必要です。その意味で、勉強机はやはり勉強する場所としてふさわしいといえます。しかし、机の前以外にも、家の中には集中して勉強できる場所があります。雑音が入らず、自分だけの空間を確保できる……どこでしょうか?考えてみてください。 集中できる場所、それはトイレの中答えは『トイレの中』です。「えー、トイレで勉強するの?」と思う人もきっといるでしょう。確かに、トイレには机はありませんし、あまり長居したいところでもありません。しかし、トイレに入れば、必ず一人になれます。そして、用を足す、手を洗う以外に、トイレ内ですることはほとんどありません。しかも、非常に静かです。トイレ内は、ある意味非常に『落ち着ける』場所です。そこで、暗記したい内容を表にして、トイレの壁に貼っておくことをオススメします。トイレに座ると、目線は前の壁を向きます。真上を向いても首が痛いだけですし、真下はあまり見たくないですよね。トイレには毎日行くはずですから、日に最低でも1度はトイレの壁を見ることになります。すなわち、トイレの壁に暗記ものを貼りつけておけば、毎日それを見て暗記ができるわけです。?地図や年表を貼って『トイレ学習』この『トイレ学習』、トイレの壁に貼って毎日それを見るだけでできるので、非常にお手軽です。そして、トイレに貼るのに特に向いているのが、日本地図や世界地図です。書店や文房具店に行けば、大小さまざまなサイズの地図が売られています。トイレの壁のサイズに合った地図を買ってきて貼りつけてみましょう。毎日トイレに行くたびに見ているだけで、47都道府県や県庁所在地、おもな国名などを少しずつ覚えられます。日本地図や世界地図の基本知識は、小・中学校で身につけておかないと入試で非常に困りますが、実際の小・中学生は、普段の学校生活ではなかなかマスターできないようです。都道府県名や県庁所在地名、おもな国名が、地図を見て答えられるような状態で入試に臨めるようにしたいものです。そんなとき、トイレ学習は非常に有効です。また、歴史の年表や、高校生なら化学の元素周期表などもトイレに貼るのに向いています。自分の興味・関心や必要に応じて貼りたいものを選んでみるのもいいと思います。ぜひ、試してみてください! とはいえ、あまり長い時間トイレを占領すると家族の迷惑になるので、長居のしすぎには注意しましょうね。