会場模試の受験は気が引ける……という人、いませんか?受験生になると、模試を受験する回数が増えてきます。こうした模試には、普段通っている学校や塾で開催される模試もあれば、大学などの会場に受験生を集めて行われる会場模試もあります。しかし、普段慣れている学校や塾で受けられる模試はあまり抵抗がなくても、遠くの会場までわざわざ出かけて受ける会場模試となると気が引けてしまい、積極的に受けに行けないという人も多いのではないでしょうか。知らない環境に出向いて模試を受けるのは緊張しますし、プレッシャーもかかります。避けられるのであれば避けたいと思ってしまうのも仕方ないことかもしれません。 積極的に会場模試を受けよう!しかし、そんな『アウェーの環境』だからこそ、会場模試を受ける価値があるのです。緊張してしまう気持ちも分かりますが、会場模試を受けられる機会があれば、ぜひ積極的に受けにいきましょう。 なぜ会場模試を受けるべきなのか?「なぜ、会場模試を受験するべきなの?」と思った方は、入試本番のことを想像してみてください。今までに受験した経験がある人は、その時のことを思い出してみるのもいいと思います。言うまでもなく、本番の入試が行われる会場は、自分が普段通っている学校や塾とは違います。併設されている附属校を受験する場合など一部の例外を除けば、初めての環境で、知らない人たちに囲まれて問題を解かなければなりません。入試本番では、合格か不合格かで人生が変わる入試のプレッシャーに加え、この『アウェー感』が受験生を苦しめます。会場模試は、こうした環境を体感し、緊張の中で問題を解く練習ができる数少ない機会です。プレッシャーのかかる会場模試では、普段通りの実力が出せないかもしれません。でも、それが逆に本番へ向けての貴重な経験になるのです。緊張したときに自分がどんなミスをするのか、落ち着かない中で問題を解くときに普段の勉強中とどんな違いがあるのか、事前に体験しておけば対策も立てやすくなります。 自分にプレッシャーをかける経験を積んでおこうそして何より、会場模試を受けることで、緊張感やプレッシャーに対する『免疫』を得やすくなります。それにより、入試本番で緊張しにくくなり、好結果を残しやすくなります。自分に甘く、より楽な道を選んでしまう受験生は多いですが、本番を見据え、あえて自分にプレッシャーをかける経験を積んでおくことは重要です。いくら勉強しても、本番でプレッシャーに負け、頭が真っ白になってしまっては実力を発揮できません。本番で力を出せる能力こそが受験では大切です。まだ会場模試を受けたことのない受験生は、「緊張するのは嫌だな」と思う気持ちをぐっとこらえて、ぜひ一度会場模試を受けてみてください。