受験は孤独な戦い?受験勉強をスタートすると、いかに集中して長時間勉強するかが重要なポイントになります。合格をつかむまで、受験生は受験勉強、そして自分との戦いを続けなければなりません。受験勉強はハードで厳しいものです。特に受験が近づいてくると、受験生は精神的に追い込まれます。入試本番まで時間がないことや自分の学力が足りないことに焦り、いらだち、どんどん精神的な余裕がなくなってきます。そのため、受験生はどうしても自分の世界にこもり、孤独な戦いを強いられることになりがちです。 余裕がないからこそ、友達を大切にしよう!しかし、このような余裕がない状態だからこそ、受験生は友達とのつながりを大切にするべきだといえます。なぜでしょうか? 1.受験のストレスやプレッシャーを軽減する『受験は団体戦』とよく言われます。先に述べたように、受験生は孤独な戦いを強いられがちですが、周囲には同じように受験と戦っている人がたくさんいるはずです。「みんな苦しいのだから、自分も負けられない」ことに気づくと、それだけでも少し気分が変わります。また、同じようにつらい状況にある友人との会話も、受験を乗り切るには必要なことです。お互いの状況を話し、それぞれの悩みを打ち明けてみましょう。自分の中に抱えていた悩みを友達に話してしまうことで、気分がスッキリしたということは、誰もが体験したことがあるはずです。お互い似たような状況にある受験生は、受験勉強の悩みについて共感しやすいと思われます。たまには、受験勉強の息抜きとして、友達と語り合うことをおすすめします。 2.問題集をグループで共有する受験生にとっての友達は、単に精神的支えになるだけではありません。友達と協力することで、受験勉強をより効率的に、しかも低コストで進めることができるようになるのです。受験が近づいてくると、入試の過去問題集や予想問題集を用いた演習に取り組む時期が来ます。ある程度知識をインプットしたあとは、問題集を解き、知識をアウトプットすることが合格への近道です。そこで、できるだけ多くの問題にふれることが求められます。しかも、予想問題集は各予備校や出版社で問題が違うので、できればより多くの問題集を解き、経験値を積んでおきたいところです。しかし、問題集はそれなりに高額で、多くの受験生にとって気楽に買える値段ではありません。特に大学受験生の場合、センター試験の受験科目の問題集をそろえようと思うと、それだけで1万円を軽く超えてしまいます。ここで、友達とグループを組み、問題集を分担して購入するという手があります。「私はA社の問題集を買うから、○子はB社、□美はC社のにしよう」というふうに、わざと友達と違う問題集を買うようにするのです。そして、解き終わったら友達と問題集を交換すれば、1冊分のお金で何冊も問題集を解くことができます。こうした友達とのチームワークを活かせば、受験勉強の負担をぐっと軽減することが可能です。ただがむしゃらに勉強だけをしていた人は、ぜひ同じ境遇の友達と受験について話し合ってみましょう!