受験生にとっては、体調管理も重要!

言うまでもないことですが、受験生にとって体調管理は非常に重要です。風邪を引いたときに勉強をした経験のある人は、そのときのことを思い出してみてください。頭が回らずまともに考えることもできない上、鼻水が止まらないので集中力もそがれます。これでは、いくら必死に勉強しても効果は上がりません。勉強中でさえそうなのに、もし受験当日に体調を崩してしまったら……。最悪の場合、受験することすらできません。それが第一志望校だったら、本当に目も当てられません。たとえ何とか受験できたとしても、本来の実力を発揮することはとても望めないでしょう。どれだけ勉強して学力を高めようとも、最後にものを言うのは体調です。受験生は、常に体調に気を配らなければならないのです。とはいっても、あまり極端なことをしなければならないわけではありません。以下に挙げるような基本的な対策を講じていれば、受験期に体調を崩すリスクをかなり減らすことができます。 

受験期の体調管理(1)生活リズム

入試まで健康を保ち、安定したコンディションで勉強を続けるためには、やはり生活リズムを確立することが重要です。現役生なら、朝は学校に行くために早く起きなければならず、朝型の生活リズムをキープしやすくなっています。受験勉強に打ち込むとついつい夜寝るのが遅くなってしまいがちですが、やはり夜はある程度早めに寝て、朝早く起き、学校に行く前に朝食の時間と勉強時間をつくるようにしましょう。『早寝早起き朝ごはん』は、受験生にとっても大事な要素なのです。

受験期の体調管理(2)適度な運動

受験期にはどうしても勉強中心の生活になりやすく、また部活動も引退してしまうため、運動不足になりやすいです。太りやすいだけならまだしも、運動不足は体力低下の原因になるので、受験期に体調を崩す原因にもなります。自転車・徒歩通学で体を動かすだけでも効果がありますが、電車・バスで通学している人は定期的にジョギングなどを取り入れてみるとよいでしょう。また、受験生はストレスも抱えがち。ときどき軽いスポーツをすることは、運動不足の解消だけでなく、ストレスの解消にも役立ちます。体を動かすのは、身体的にも精神的にも有効といえます。

受験期の体調管理(3)感染症対策

受験直前にあたる冬季は、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行る時期でもあります。受験期に一番怖いのは、こうした感染症にかかってしまうこと。受験当日に実力を発揮するため、感染症対策は早いうちから行っておくべきです。まず、うがい・手洗い・マスクの着用といった基本的な対策を確実に実行しましょう。これだけで、感染リスクを大幅に減らすことができます。そして、インフルエンザに備え、予防接種を早めに受けておくことも重要です。受験が近づいてくると、病院も混雑し予防接種を受けにくくなるので、できるだけ早めに受けておくほうがよいでしょう。