10代に普及したスマートフォン

近年、子どもの間でもスマートフォンの普及率が急速に高まってきています。『博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンター』による2014年2月の「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」によれば、15~19歳のスマートフォン保有率は88.6%にのぼり、10代後半の若者の間でスマートフォンが定着していることがわかります。 

学習に役立つ、スマートフォンの基本アプリ

スマートフォンといえば、電話、インターネット、あるいは『LINE』などのメッセージアプリを思い浮かべる人が多いと思います。学習のために使うというイメージは薄いかもしれません。しかし、スマートフォンのアプリは、うまく使えば学習にも役立ちます。しかも、そうした学習に役立つアプリが、意外なことにスマートフォンに購入時からインストールされている基本アプリの中にもあるのです。そこで今回は、今すぐできる、スマートフォンの基本アプリを用いた学習法を伝授します!

  1. ストップウォッチ機能

テスト勉強の際に問題集を解くのは、誰でもやっていることです。しかし、自分が問題集の「1ページ」あるいは「大問1つ」を解くのに何分かかるかと聞かれたら、答えられますか?そこで活用したいのが、スマートフォンのストップウォッチ機能です。単純な機能ですが、時間との戦いとなる受験では、意外と役に立ちます。問題集や入試問題を小さな単位に分け、解答にかかった時間をストップウォッチ機能で計ってみましょう。問題集1ページや、試験の大問1つなどにかかる時間を計ってメモしていきます。すると、テスト前の学習計画が立てやすくなったり、試験での時間配分を考えやすくなったりします。

  1. 録音・動画撮影機能

スマートフォンには、録音用のアプリが最初から入っています。普段はあまり使わない機能ですが、この機能も意外と役立ちます。たとえば、CDから流れるネイティブスピーカーの発音を、録音しながら自分でまねして発音し、後で聴き比べてみると、どこが違って、どこを直せばいいのかがすぐにわかります。また、面接練習でも録音機能は有用です。受け答えを録音しておくと、自分の声がどう聞こえるのか、聞き苦しいところはないか、意味のわからないことを言っていないかなどがチェックできます。また、協力してくれる人がいれば、動画を撮影してもらうのもおすすめです。動画があれば、声だけでなく、発声・発言しているときの表情や目線などもチェックできるようになります。

  1. 音楽機能

スマートフォンを携帯音楽プレーヤーとして使い、お気に入りの曲などを楽しんでいる人も多いと思います。これも、立派な学習ツールになります。英語の教材についているCDや、リスニングテストの音源などを取り込んで、通学時間に聞いてみましょう。常に携帯しイヤホンもつけられているスマートフォンなら、いつでもどこでもリスニング練習ができます。リスニング力は、実際に聴いて初めて身につくものです。通学時間などのちょっとした時間を使ってリスニング練習を続けると、リスニング力の向上に大いに役立ちます。

気になったら、すぐ試してみよう!

いかがでしょうか? どれもスマートフォンなら当たり前の機能ばかりですが、使いこなせば学習に役立つこと請け合いです。気になった人は、今日からすぐ試してみてください!  “””