スケジュール管理も受験のうち

受験は、時間との戦いでもあります。試験本番までの限られた時間を有効に使い、少しでも多くの勉強時間を作り出すには、時間感覚を身につけ効率的なスケジュール管理を行うことが必要になってきます。そこで今回は、受験生の時間管理能力を高めるのに役立つアイテムをご紹介します。 

手帳で学習時間を「見える化」

まずは「手帳」です。ビジネスの世界では必須の手帳。期限に追われる多忙な業務の中で、日々のスケジュールを管理していくために手帳は欠かすことはできません。受験の世界でも、試験日という期限に向けて日々やるべきことがあるのは同じです。

手帳をつける目的のひとつは、もちろん試験などのイベントの日時を把握することですが、受験生にとっては試験日そのもの以上に「試験日までに使える時間」の把握が重要になってきます。手帳にスケジュールを書き込むことで、「この日は5時間ぐらい勉強に割く時間がある」「土曜日は模試があるから夜しか勉強できない」などといった学習時間の管理がしやすくなります。

また、実際の学習時間を書き込むのも有効です。学習時間を目に見える形にすると、自分がどれだけ勉強したかがはっきりと実感できます。手帳を使えば使うほど、これから勉強できる時間やこれまで勉強した時間がわかるようになるわけです。こうした学習時間の「見える化」のために、手帳は欠かせません。

100ショップでGET! ストップウォッチ

もうひとつご紹介したいのが「ストップウォッチ」です。

100円ショップでも手に入るストップウォッチですが、受験生にとっては隠れたお役立ちアイテムになります。 手帳が日単位、時間単位のどちらかというと中長期的な時間の把握に役立つのに対し、ストップウォッチは分単位の短期的な時間の把握に効果的です。

試験中は限られた時間内で多くの問題を解かなければなりませんが、時間をさほどかけずにできる問題もあれば、時間をじっくりとかけたい問題もあるでしょう。そこで、おすすめなのが一問を解くのにどのくらい時間がかかるのか把握することです。

そこで役立つのがストップウォッチというわけです。 たとえば問題が5つある50分の試験なら、簡単にいえば問題ひとつあたり10分以内で解くのが目安となりますが、長文問題のように10分では解けない問題もきっとあるはずです。

すると、かわりにどこかの問題を10分以内で解く必要が出てきます。そこで、ストップウォッチで一問ごとに解答時間を計り、試験時間内で解ききれるペースなのか確認しておきましょう。時間を計って数値化することで、どの問題に時間がかかり、どの問題の解答時間を削るべきなのかが把握しやすくなります。

ずっと役立つ時間管理のテクニックで、受験を有利に!

こうした時間管理は、限られた時間内で合格をつかむためには必須のテクニックです。そして受験勉強だけでなく、その後の人生においても役立つことは間違いありません。ぜひ時間管理のテクニックを身につけて、受験を有利に進めましょう。