意外と重要な学校の問題集

中学生・高校生のみなさんは、学校で習う主要科目のほとんどで、教科書とともに問題集を渡されているはずです。きっと、普段の授業の宿題になったり、試験範囲になったり、時には提出を求められたりしていることでしょう。 こうした学校の問題集は、当然ながら学年全員が持っているものですが、意外とその取り組み方にはかなりの個人差が見受けられます。そこで今回は、成績アップにつながる学校の問題集の使い方について、段階を踏んでご紹介しましょう。 

ステップ1 自力でやる

前述したように宿題や提出課題になることが多い学校の問題集。しかし、答えや友人の解答を丸写しする人は少なくないはずです。当たり前のことですが、自力で考えて解かなければ学力はつきません。まずは自力でやることが基本です。 ちなみに、答えを丸写ししても、学校の先生には確実に見抜かれます。いつもテストで高得点が取れない生徒が、問題集では常に満点というのはありえないからです。

ステップ2 分からない問題をそのままにしない

自力で解くと、きっと解けない問題が出てくるはず。大事なのはここからの対応です。分からない問題をそのままにせず、学校や塾、家庭教師の先生、あるいは勉強のできる友人に聞いて解決することを習慣づけましょう。分からなかった問題が分かるようになると、学力は確実にアップしていきます。

ステップ3 2周以上やる

問題集は、1度やって終わりにするのではなく、2周以上繰り返して解くことを強くお勧めします。 定期テストで高得点を取る上で、問題集をきちんとやることは非常に重要です。しかし、1度解いただけでは問題練習の量が十分ではありません。そこで、間違えた問題が解けるようになったかの確認の意味もこめて、2周、3周と試験範囲を何度も解き直すことが非常に重要です。問題集への書き込みは提出直前に行い、それまではノートで解いたりコピーして解いたりするのがよいでしょう。 もちろん、何度も何度も試験範囲を解く時間的余裕はないかもしれません。そんなときには、間違えた問題や難しかった問題に『ふせん』を貼っておき、そこだけ解き直すようにすると、効率よく復習できます。

問題集をマジメにやる姿勢が、成績アップにつながる

こうしたステップを踏んで、問題集にマジメに取り組むようになると、成績アップの可能性は非常に高まります。まず定期テストでは、解ける問題が増えるので点数が伸びます。そして、学校の先生にもマジメな姿勢が伝わるので、通知表の評定でもプラスに作用しやすくなるのです。成績をアップさせたい人は、まず問題集への取り組み方から見直してみましょう!