無料で生きた英語が学べるサイトがある！

近年、TOEICやTOEIC Bridge、あるいはGTEC for STUDENTSなど、「読む・書く・聞く・話す」の総合的な英語コミュニケーション能力を測定するテストが教育現場にも導入されるようになりました。それにともない、中学・高校段階での英語リスニング学習の重要性はますます高まっています。特に、実際の英語でのコミュニケーションで役立つ「生きた英語」を学ぶことが重要になってきています。

しかし、これを自分で勉強しようと思うと、意外とハードルが高いものです。英会話スクールに通う、あるいは教材を購入するという方法が一般的なのでしょうが、どちらも高額な費用がかかります。また、英会話スクールは継続して通い続けなければ効果は出にくいもの。「高いお金を払ったはいいけれど、自分に合わなくて続かなかった……」なんてことになるのは避けたいですよね。

そこで今回は、無料で、いつでも学べる『生きた英語が学べるサイト』をご紹介します。

 

「VOA Learning English」とは

今回ご紹介したいのは、「VOA―Voice of America」（http://www.voanews.com/）です。このサイトには、世界のニュースを英語で読めるという特徴があります。中でも、英語を学ぶ人向けに特におすすめしたいのは、「VOA Learning English」（http://learningenglish.voanews.com/）というページです。

「VOA Learning English」は、その名の通り英語を学ぶ人のためのサイトです。無料で生きた英語を学べるサイトとして定評があり、多くの英語学習者に愛用されてきました。「VOA Learning English」は、無料であること以外にも英語学習に役立つ様々な特徴を備えています。その一部をご紹介していきましょう。

 

「VOA Learning English」の特徴①　読みやすい英語

ノンネイティブ（英語を母語としない人）の英語学習者向けサイトである「VOA Learning English」の英語は、難しい文法や単語を極力使わず、読みやすい英語で書かれています。文法的には、日本の中学～高校中級レベルの文法がわかっていれば理解できる文がほとんどです。また、単語のレベルも抑えられていて、見出しやリード文は固有名詞を除けば高校レベルの単語力でほぼ読めるはずです。

逆に、このサイト内の記事に使われている単語の多くは、大学入試でも必要な単語です。わからない単語を調べながら読み、そして調べた単語を覚えていけば、単語力も間違いなくアップするでしょう。

 

「VOA Learning English」の特徴②　生きた英語でリスニングトレーニング

「VOA Learning English」のもう一つの大きな特徴は、ニュース記事に映像や音声がついていることです。このため、ニュース記事を見ながらリスニングのトレーニングができます。実際の原稿を見ながら聞けるので、ただ聞くだけよりもはるかに英文を理解しやすくなっています。読まれる文はニュース記事に書いてあるので、目で追っていけばいいわけです。

また、ノンネイティブの英語学習者向けなので、英文は聞き取りやすいスピードに抑えて読まれます。ですから聞き取りやすいのはもちろん、文全体のイントネーションや単語と単語の音声的つながりなどのテクニックも自然と学ぶことができます。

 

英語学習にプラスアルファを！

このように、無料で生きた英語が学べて、しかもリスニング練習もできる「VOA Learning English」。英語を学ぶ中学生・高校生にとっては非常に有用なサイトです。ぜひ、英語学習のプラスアルファとして活用してみてください！