『アドミッションポリシー』って?

推薦・AO入試を受験する際、必ずチェックすべきなのが『アドミッションポリシー』です。アドミッションポリシーとは、日本語に直せば『学生募集の基本方針』といったところでしょうか。大学などの学校側が、「本校は、こんな学生に入学してほしいと思っています」という基本方針を文章化したもの、それがアドミッションポリシーです。

 

推薦・AO入試におけるアドミッションポリシーの重要性

アドミッションポリシーには、学校側が求める学生像が表れますが、一般入試を受験する生徒にとっては、少なくとも入学する上で必ず見なければならないというものではありません。一般入試なら、知らなくても受験上何の影響もありませんし、まして入試に出題されることもないからです。

しかし、これが推薦・AO入試となると話は別です。推薦・AO入試受験生は、アドミッションポリシーを知らないと不利になるからです。

推薦・AO入試では、受験生の人物面が評価されますが、その評価基準は学校が独自に定めます。アドミッションポリシーは、まさにその評価基準の基準になります。言い換えれば、アドミッションポリシーに合致する受験生と合致していない受験生がいたら、合致する受験生のほうが高く評価されるわけです。

推薦・AO入試は、『お見合い』に例えることができます。お見合いでは、男性側と女性側がそれぞれ相手に求める条件を提示しておき、それに合う人同士が対面して話すことでこの人は自分に合う人かどうかを判断します。推薦・AO入試にも同じような側面があり、学校側が求める人材と受験生の希望とが合致していれば合格しやすくなります。また面接でも、試験官は「この受験生は本校に合う人だろうか」ということを確かめるために様々な質問をするわけです。

 

志望校の学校案内やHPでアドミッションポリシーをチェック

つまり、推薦・AO入試においてアドミッションポリシーを知っているのと知らないのとでは大違いです。推薦・AO入試を受験する際は、学校案内やホームページでアドミッションポリシーを必ずチェックしましょう。そして、見るだけではなく、できれば暗記してしまうといいと思います。なぜなら、実際の試験で課される志望理由書・小論文・面接などは全てアドミッションポリシーに従って評価されるからです。志望理由書を書くとき、面接練習をするときなど全ての場面において、アドミッションポリシーにあてはめて考えるようにしましょう。すると、学校側が求める人物像に合致しやすくなるので、結果として合格しやすくなります。まだ志望校のアドミッションポリシーを見たことがないという人は、今すぐチェックしましょう!