図や表、書きっぱなしになっていませんか?

不規則動詞の活用表や元素の周期表、数学の公式集、世界地図など、覚えたいものを図や表にして覚えることがきっとあるはずです。しかし、なかなか一度や二度見たぐらいでは覚えられないのが人間です。しかも、図や表を書いてまとめること自体に満足してしまい、せっかく書いた図や表も書いた後はノートの中で長い眠りにつく……ということもよくあるのではないでしょうか?

 

下敷きにすれば、毎日使って、自然と覚える!

そこでお勧めしたいのが、図や表を『下敷き』に入れて使うというテクニックです。

小学生のころ、学校で交通標識が書かれた下敷きをもらったことのある人は多いはずです。もらった人は、毎日下敷きを使うことで、自然と標識の意味を覚えたのではないでしょうか? あるいは、工場などの見学に行ったときにも下敷きをもらうことがあります。こうした下敷きには工場の組み立て作業の流れが書いてあって、見ているうちに自然と流れを覚えてしまうものです。こうした経験がある人は、きっとたくさんいると思います。

これと同じように、覚えたい図や表を下敷きにすれば、自然と目にする機会が増えるので、毎日の勉強の中で使いながら自然と覚えていくことができます。

 

あっという間に下敷きができるラミネーター

でも、下敷きってすぐに作れるものではないように思えます。どうすれば下敷きにできるのでしょうか?

まず、ラミネーターという機械を使う方法があります。ラミネーターは、透明なフィルムの中に好きな紙を入れてラミネート加工し、下敷きのようにすることができます。ラミネーターとフィルムさえあれば、あっという間に図や表が入った下敷きが作れます。

お店や事務所では、店内や事務所内にラミネート加工した文書を来客への対応に使うので、ラミネーターを置いていることがよくあります。どこかにラミネーターがあるという場合は、使わせてもらうとよいでしょう。

 

ラミネーターがなくても

しかし、ラミネーターがない場合もあります。また、安くても数千円する機械なので、ラミネーターをわざわざ買うというのももったいないように思えます。

そんな場合には、自作で下敷きを作ってしまうという手があります。

用意するのは、A4サイズのクリアファイルです。文具店や100円ショップなどで売っていますが、ノートの下に敷いて使うのであれば、できるだけ厚手のものを選ぶとよいでしょう。丈夫なものは値段も高いですが、紙をはさむだけで立派な下敷きになります。もし厚手のものが手に入らなければ、普通のファイルに紙をはさみ、ホチキスで上と右を綴じてみましょう。暑い時にあおぐのには不向きですが、下敷きとしては意外と使えますし、常に持ち歩いて勉強に役立てることもできます。

このようなちょっとした工夫で、勉強の効率がアップします。ぜひ、試してみてください!